こんにちは、自社ブログ(オウンドメディア)を200本以上の記事で運用し、毎月30件以上のリードを獲得しているWeb制作会社、ジーピーオンラインのおっくんです!
「オウンドメディアを始めたいが、成功のイメージが湧かない…」
「他社の事例を見ても、自社でどう活かせばいいか分からない…」
この記事では、オウンドメディアの運用に悩むWeb担当者様向けに、BtoC、BtoB企業それぞれの成功事例を、実践的な知見とプロの視点から深く掘り下げて解説します。
失敗しないオウンドメディア運用へ!
もくじ
オウンドメディアとは?成功に必要な基本戦略
成功事例の分析に入る前に、オウンドメディアの基本的な定義と、その成功に必要な戦略の土台について説明します。
オウンドメディアの定義と3つのメディアとの関係
オウンドメディア(Owned Media)とは、自社で保有・運営するメディアの総称です。これには、コーポレートサイトや採用サイト、企業ブログ、サービスサイト、メールマガジンなどが含まれます。
【関連記事】オウンドメディアの意味とは?実際の活用事例を交えて目的・効果を解説
Webのメディアは以下の4つに分類されることが多く、オウンドメディアはこれらと連携することで、さらに価値を高めることができます。PESOモデルとして近年定着してきました。
ペイドメディア (Paid Media) |
費用を払って利用するメディア。テレビCM、Web広告など。 |
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アーンドメディア (Earned Media) |
信用や評判を獲得するメディア。テレビや新聞での紹介、プレスリリースなど。 |
シェアードメディア (Shared Media) |
ユーザーによって情報が共有・拡散されるメディア。SNS(X, Instagram, Facebookなど)。 |
オウンドメディア (Owned Media) |
上記3つのメディアの受け皿となり、情報を資産として蓄積する中心的な役割を担います。 |
オウンドメディアの定義と範囲
広義の意味では「コーポレートサイト」「採用サイト」「公式ブログ」などを含むオウンドメディアですが、近年では狭義の意味として「更新性のある記事型メディア」という認識が定着してきています。
この記事で事例紹介しているオウンドメディアも「更新性のある記事型メディア」から選出しています。
目的別に分類したオウンドメディアの種類
オウンドメディアの目的は、新規顧客の引き合い・売上向上・リード獲得・ブランディング強化・採用強化(応募増と定着率向上)などで、最も多いのは見込み顧客を対象にした新規顧客獲得です。昨今では、人材獲得難から採用オウンドメディアも注目されています。
【関連記事】採用オウンドメディアとは?始め方や成功事例についても紹介
企業の目指す目的によって、オウンドメディアはいくつかの種類に分類できます。本記事では、この後ご紹介する事例を、以下4つの型に分類して解説します。
ブログ型 | ユーザーの悩みや疑問に答える記事を発信し、検索エンジンからの集客(SEO)を狙う最も一般的な形式です。潜在顧客へのアプローチやリード獲得に非常に有効で、『サイボウズ式』や『SmartHR Mag.』などが代表例です。 |
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ブランドジャーナリズム型 | 自社の思想、ビジョン、社会に対する姿勢などを、客観的なジャーナリズムの視点で発信します。直接的な製品PRではなく、企業のブランディングや信頼性向上に大きく貢献します。『トヨタイムズ』がこの代表格です。 |
ECサイト一体型 | ECサイトに併設され、商品の魅力や背景にあるストーリー、ライフスタイルの提案などを発信します。コンテンツから直接購買へ繋げ、ファンを育成しながら売上を向上させます。『北欧、暮らしの道具店』や『となりのカインズさん』がこれにあたります。 |
コミュニティ型 | 特定のテーマに関心のあるユーザー同士の交流を促し、ブランドへの愛着(エンゲージメント)を高めます。『Lidea』や『キリンビール大学』のように、ユーザーが参加して楽しむことで、熱量の高いファンコミュニティを形成します。 |
※4つに分類した型
BtoCのオウンドメディアは、ユーザーの興味関心やファン化をさせるために、さまざまな目的で発信することがあります。これと異なり、BtoBのオウンドメディアでは、サービスが明確なため、ブログでの発信が多い傾向にあります。
成功に必要な3つの基本戦略
オウンドメディアで成果を出す近道は、派手な一発逆転ではなく、狙いを定めて正しく積み上げること。成功の鍵は「目的の明確化」「KGI/KPI設定」「継続運用体制」の3点に集約されます。これらを軸に据えることでコンテンツが資産化し、信頼とリード獲得の両輪が回り始めます。
【関連記事】オウンドメディア戦略の立て方|企画から効果計測まで徹底解説
1 目的の明確化:誰に、何を届け、どうなってもらうか
まず重要なのは、「このメディアで何を達成したいのか」という目的を明確にすることです。リード獲得やブランディング、採用強化など、目的によって発信するコンテンツも、効果を測るべき成果も異なってきます。
2 KGI/KPI設定:成果を正しく測るための指標とは?
目的が決まったら、目標の達成度を測るための具体的な指標(KGI / KPI)を設定します。例えば、KGIが「リード獲得数」なら、KPIは「記事からの問い合わせ数」「ホワイトペーパーのダウンロード数」「特定記事のPV数」などが考えられます。感覚的な運用ではなく、データに基づいた改善をおこなうために不可欠な指標設定となります。
【関連記事】KPIとは?意味と設定方法、KGIとの違いを解説
3 継続体制の構築:オウンドメディアは「長距離走」と心得る
オウンドメディアは、広告のように短期で成果が出る施策ではありません。良質なコンテンツを蓄積し、検索エンジンに評価され、ユーザーとの信頼関係を築くには、最低でも半年から1年はかかります。この「長距離走」を走り抜くための、無理のない継続的な運用体制を計画することが成功の秘訣です!
立ち上げから運用体制の構築まで支援します
【目的別】オウンドメディア成功事例12選の徹底解説
ここからは、BtoC企業とBtoB企業に分け、厳選した12の成功事例を紹介します。目的別に4つに分類した型にはめて私たちWeb制作のプロの視点で徹底解説します。
【BtoC編】顧客との繋がりを深め、ファンを育てるオウンドメディア事例
- トヨタイムズ(トヨタ自動車株式会社)
- Lidea(ライオン株式会社)
- となりのカインズさん(株式会社カインズ)
- 北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)
- キリンビール大学(麒麟麦酒株式会社)
- 教育情報サイト(株式会社ベネッセコーポレーション)
トヨタイムズ(トヨタ自動車株式会社)【ブランドジャーナリズム型】
自動車ファンだけでなく、ビジネスパーソンや社会課題に関心のある幅広い層をターゲットに、「トヨタの今」を伝える企業メディアです。
新車情報に留まらず、トップ(豊田章男会長)の想い、現場の取り組み、モータースポーツ、未来の技術までをドキュメンタリータッチで発信しています。
注目ポイント
- トップ自らが登場し、企業の哲学やビジョンを伝える「ブランドジャーナリズム」の手法を確立
- 成功体験だけでなく課題や苦悩も見せることで、大企業に人間味と信頼性をもたらしている
- 広告では不可能な、深いレベルでの共感を呼び、企業のファンを育てるブランディング
Lidea(ライオン株式会社)【コミュニティ型】
2014年から運用が続く、老舗のオウンドメディア。
日々の暮らしの課題(洗濯、掃除、料理、健康など)を抱える生活者をターゲットに、その解決策となる「暮らしのマメ知識」を提供しています。自社製品の専門知識を活かし、「部屋干しニオイ対策の洗濯方法」など、具体的で実用的な情報を発信しています。
また昨今ではポイントプログラムをスタートさせ、コミュニティ型のオウンドメディアを深化させ続けています。
注目ポイント
- 直接的な宣伝を避け、ユーザーの「悩み解決」に徹することで信頼関係を構築
- 暮らしに役立つ専門性の高い情報提供を通して、「ライオン=信頼できる」というブランドイメージを確立
- SEOで集客したユーザーに対し、有益な体験を提供することで自然なファン化を促進
となりのカインズさん(株式会社カインズ)【ECサイト一体型】
DIYや園芸、ペット、暮らしの知恵などに関心のある生活者をターゲットに、「面白くて、役に立つ」コンテンツを発信。専門家による実用的な記事から、社員の偏愛を語るマニアックな記事まで、バラエティ豊かな企画が特徴です。
オウンドメディアには専門性が求められます。しかしこのメディアは、多種多様な商品を扱うホームセンターのように、バラエティ豊かなコンテンツでファンを惹きつけているのが大きな特徴です。
注目ポイント
- ホームセンターの常識を覆す「面白くて、役に立つ」コンテンツで魅力を確立
- 社員が実名で登場し、見えない一面を紹介することで、興味や共感ができるファンコミュニティを形成
- オンラインでのエンゲージメントを、店舗への来店動機や採用応募にまで繋げる多面的な効果
北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)【ECサイト一体型】
「北欧、暮らしの道具店」は、生活・インテリア雑貨やオリジナル商品を取り扱うECメディアです。
ECサイト内に併設されたミニコラムでは、バイヤーへの取材記事や着用レビュー、スタッフが愛用している商品の紹介コンテンツなどが配信されています。コンセプトに掲げる暮らし方に対する愛着などがさまざまな切り口から知ることができます。
各商品ページでは、スペックだけでなく特徴や使い方が詳細に説明されています。一般的なキーワードの検索結果1位取得数が100件以上あるだけでなく、メディア自体の指名検索数も多く、媒体としてのファンが多いことが窺えます。
注目ポイント
- ミニコラムで取材記事やレビュー、紹介コンテンツを配信
- 特徴や使い方が詳細に紹介された丁寧な作りの商品ページ
- 一般的なキーワードだけでなく指名検索数も多い(ファン化)
キリンビール大学(麒麟麦酒株式会社)【コミュニティ型】
ビール好きの大人をターゲットに、「ビールは大人の青春だ。」をテーマにしたコンテンツを提供しています。「ビールの基本」や「ビールの作り方」「ビールデータ集」など、自社製品を飛び越えた、エンタメ性と知的好奇心をくすぐるコンテンツが掲載されています。
コンテンツには、写真やイラストを豊富に活用し、文字だけでない視覚的な訴求も含めて、しっかりと作り込まれています。
注目ポイント
- 「大学」というコンセプトの下、「学び」や「体験」を融合させ、楽しみながらブランドへの愛着を深めている
- 短期的な売上を追わず、長期的な視点で「ビール文化」そのものを育てることで、業界のリーダーとしてコンテンツを発信
- 初心者から熟練者にまたがる、幅広いコンテンツが、しっかり作り込んでいる
教育情報サイト(株式会社ベネッセコーポレーション)【ブログ型】
「教育情報サイト」は親世代をターゲットに、子育てに関する情報を網羅的に取り扱った総合情報サイトです。1955年の創業以来、教育分野で蓄積してきたノウハウをコラムや漫画、動画、ゲーム形式などさまざまなフォーマットに落とし込んで発信しています。
育児や教育にまつわる知識やノウハウだけでなく、体験談コンテンツも豊富なため、訪れたユーザーは同じ親世代の人たちが抱える多様な悩みや工夫を知ることができます。
ページに合わせて自社サービスの紹介や無料オファーなどCTAも設置されていますが、あくまでもユーザーのニーズを妨げない配置になっていることもポイントです。
注目ポイント
- 長年の事業で培った、他社が模倣不可能な「経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)」が最大の強み
- 子育てという重要なテーマにおいて、「ベネッセなら安心」という圧倒的な信頼感を獲得
- ユーザーの悩みに寄り添いながら、自然な形で自社サービスに繋げる、スムーズな導線設計
【BtoB編】信頼を獲得し、ビジネスを加速させるオウンドメディア事例
- LIGブログ(株式会社LIG)
- サイボウズ式(サイボウズ株式会社)
- Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード)
- SmartHR Mag.(株式会社SmartHR)
- 制御機器知恵袋(パナソニック株式会社)
- ばね探訪(東海バネ工業株式会社)
LIGブログ(株式会社LIG)【ブログ型】
「LIGブログ」は、Webサイト制作やコンサルティングなどの事業を展開する、「株式会社LIG」が運営しているオウンドメディアです。創業当初となる2007年から、ビジネスに役立つ情報や企画性のある面白いコンテンツを発信しています。全社員が執筆を担当することで、コンテンツ量を担保できるだけでなく、当事者(社員)自ら発信することによって共感性の高いコンテンツを提供することにこだわった運用がされています。
「Web制作」や「オウンドメディア コンサル」など、自社事業のリード獲得に繋がる見込みのあるキーワードにて上位表示を獲得しており、コンテンツの量・質に限らず、SEO対策による流入導線の確保まで網羅することで月間100件以上の問い合わせを獲得しています。
注目ポイント
- 会社の「カルチャー」や社員の「個性」を前面に出し、「この面白い人たちと仕事がしたい」と思わせる記事
- BtoBでありながら社員の「個性」を出すことで、価格競争に陥らない「この会社に頼みたい」という信頼価値を確立
- リード獲得と採用ブランディングという、2つの重要な目的をひとつのメディアで実現
サイボウズ式(サイボウズ株式会社)【ブログ型】
注目ポイント
- 製品への直接的なリード獲得はせず、潜在顧客への認知向上に重点をおいている
- 社会的なテーマを扱うことで、単なるソフトウェア会社ではない、先進的な企業としてのブランドイメージを構築
- サイボウズ式の記事から会社を知り、採用にも貢献している
Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード)【ブログ型】
バックオフィス業務に関する情報を発信している「Bizpedia」は、金融系Webサービスを提供している株式会社マネーフォワードが運営しているメディアです。企業向け・個人向け両方のサービスを持っており、メディアのターゲットも経営者から個人事業主まですべての働く人としています。
ひとつの記事の中にも関連する記事へリンクが付けられており、関係する情報はすべてメディア内で理解できるような網羅性をもっています。また、記事の最後に無料診断を設置したり、サイドバーに無料の資料ダウンロードを設置するなど、リード獲得のためのCTAも複数設けられています。
また、働き方に焦点をあてたインタビュー記事は100件近くあり、オリジナリティのあるコンテンツづくりにも注力されているように見受けられます。
注目ポイント
- ユーザーが業務で直面する具体的な疑問に対し、徹底した回答を用意。情報収集の第一想起を獲得
- 無料で有益な情報を提供して信頼を得てから、自社の便利なツールを提案する、王道のコンテンツマーケティング
- 潜在顧客の段階から接点を持ち、ニーズが顕在化した際に自然に選ばれる仕組みを構築
SmartHR Mag.(株式会社SmartHR)【ブログ型】
企業の「人事・労務担当者」という非常に明確なターゲットに絞り込み、法改正、社会保険の手続き、雇用契約など、専門的で間違いが許されない領域の情報を正確に、分かりやすく提供しています。また働き方についてや、組織やメンタルヘルスに関連する情報も発信することで、人事・労務の業務以外の範囲も含めた情報提供をしています。
注目ポイント
- ターゲットを絞った戦略で、ニッチな領域における圧倒的な専門性と信頼性を確立
- 法改正などの最新情報を提供し続けることで、担当者にとって不可欠な情報源となり、継続的なアクセスを確保
- コンテンツのテーマと、自社サービスが解決する課題が一致しており、強力な送客導線となっている
制御機器知恵袋(パナソニック株式会社)【ブログ型】
「制御機器知恵袋」は、パナソニック株式会社が運営する制御機器に関する技術情報メディアです。
機器によって5つのカテゴリに分けられており、入門講座や用語解説でソートすることも可能です。入門講座はQ&A方式を取っており、質問に合わせて図解とともに丁寧に解説しています。CTAではeブックや製品のチラシなどのダウンロードが設置されています。
カタログで使用している用語を解説したり、製品の使用例なども紹介しており、検討中のユーザーの疑問に応える形になっています。
注目ポイント
- 現場の技術者が求める「正確で深い情報」を提供することに特化
- eブックやチラシのダウンロードをCTAとして設置
- 製品の選定や技術的な疑問に的確に答えるコンテンツ。製品の実演なども含めたパナソニックの技術力の高さを証明するブランディング
ばね探訪(東海バネ工業株式会社)【ブログ型】
ばね(スプリング)を必要とする設計・開発担当者をメインターゲットとしつつ、ものづくりに興味のある幅広い層にも読まれるコンテンツを発信しています。オーダーメイドで一個からばねを作る同社の技術力や、職人のこだわり、意外な場所で使われているばねの事例などを紹介しています。
注目ポイント
- 「ばね」というニッチな製品を、「職人技」「開発秘話」といった物語として伝えるストーリーテリング
- 技術仕様を語るのではなく、その技術がどう社会で活きているかを見せることで、読者の興味と関心を引き出す
- どんな業種でも、伝え方次第で魅力的なメディアは作れる、ということを証明する最高の事例
実践事例「GPブログ」に見る、月30件リード獲得の裏側
ここまで12の成功事例をご紹介してきましたが、私たちジーピーオンライン自身のオウンドメディア「GPブログ」の取り組みについてもご紹介させていただきます。
なぜ自社メディアを始めたのか? ゼロからの挑戦
弊社も元々は、制作実績がメインの一般的なWebサイトしか持っていませんでした。しかし、お客さまの課題にもっと深く寄り添い、私たちの専門知識を広く届けるためには、待ちの姿勢ではいけないと考え、2019年にオウンドメディア運用を開始しました。
成果を生み出すコンテンツ制作のプロセス
記事は、SEOを意識したブログ記事から、Webディレクター、デザイナー、エンジニアといった現場のプロフェッショナルが持つ「一次情報」を基に、企画を立てています。お客さまからよく受ける質問、プロジェクトでつまずきやすい点など、現場のリアルな声を反映することで、役立つコンテンツ作りを心がけています。
リード獲得10倍の成果へ。データで見るGPブログの成長
地道な運用を続けた結果、現在では記事本数200本以上、毎月30件以上の安定的なリードを獲得できるまでに成長しました。これは運用開始当初(2019年度)と比較して、10倍の成果となります。今ではブログが、私たちのビジネスにとって不可欠な営業エンジンとなっています。
私たちが提供できる「作るだけではない」価値
この経験から弊社が得た最大の資産は、「どうすればオウンドメディアで成果を出せるか」という実践的なノウハウです。私たちはメディアを「作る」だけでなく、自ら「運用」し、「成果」を出すことができています。この経験があるからこそ、お客さまのメディアを成功に導くための、机上の空論ではない具体的な提案ができるようになりました。
まとめ: オウンドメディアは最強の資産になる。成功に導くための計画と体制づくり
オウンドメディアを成功させるには、闇雲に記事を作るのではなく、事前の「戦略」と、それを実行するための「体制」が不可欠です。
特に重要なのが、「誰に、何を、どのように届けるか」という全体戦略です。企画から効果計測までの一貫した計画を立てることで、メディアの方向性がブレず、着実に成果へと繋がります。
また、戦略の要となる「誰に届けるか」というペルソナ設定は、特にBtoB企業にとって重要です。ターゲットを明確にすることで、心に響くコンテンツを作ることができます。
【関連記事】BtoB企業にペルソナ設定は必要?設定方法と注意点【ワークシート付】
そして、これらを継続的に実行する運用体制を構築することが、成功と失敗の最大の分かれ道と言っても過言ではありません。
【関連記事】オウンドメディア運用のポイント6つと体制づくりを解説
参考にした成功事例から見えてくるのは、一貫した戦略と、読者への真摯な姿勢です。そして、オウンドメディアは正しく育てれば、広告のように費用をかけ続けることなく、優良な顧客を惹きつけ続ける「最強の資産」となります。本記事が貴社のオウンドメディア施策の一助になれば幸いです。
成功に導くオウンドメディアへ!
ジーピーオンラインのコミュニケーションデザインサービス
ジーピーオンラインでは、Webサイト制作サービスだけでなく、企業のコミュニケーション戦略を総合的に支援する「コミュニケーションデザインサービス」もおこなっています。
近年、企業を取り巻くコミュニケーション環境は急速に変化しており、従来の広報活動だけでは効果的な情報発信が難しくなっています。オウンドメディアを基軸に一貫性のあるメッセージ発信と適切なチャネル選択が重要です。
コミュニケーションデザインサービスでは、お客さまの課題解決に必要なコミュニケーション施策を立案し、分析・企画からコンテンツ制作・媒体運用までトータルワークでご提供します。戦略設計から実行支援まで一貫したサポートを提供し、企業の価値向上と持続的な成長を支援します。
最適なコミュニケーションデザインへ!
会社案内・サービス資料を30秒でダウンロード
ジーピーオンラインの会社紹介・制作実績・プロジェクトの進め方を1冊に集約。Web制作パートナー比較検討に必要な情報をメールアドレスご入力後すぐにお届けします。
▼資料内容(一部)
-会社紹介
-事業紹介
-サービス紹介
-強みとこだわり
-多様な制作実績
-プロジェクトの進め方

WRITERおっくん アカウントプランナー
2013年にジーピーオンラインへ入社。プロデュースグループとマーケティンググループのマネジメントを担当。お客さんのためになる真正面で正直な意見を伝えられるように心がけ、最適なWebサイトをご提案します。