こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)のヒサナガです!
「人手が足りない!」「時間がない!」
オウンドメディアを運用している企業担当者にとって、これはよくある悩みではないでしょうか?
この記事では、オウンドメディアの運用を効率化するために、運用担当である筆者自身が活用しているおすすめのGoogle Chrome拡張機能(アドオン)を紹介します。人的リソースの不足に頭を抱えている方も多いかと思いますので、少しでも時間の効率化につながれば幸いです。
もくじ
オウンドメディア運用の課題
オウンドメディアを運用している企業担当者にとって、運用の課題は様々あります。
オウンドメディア運用はメディアの成長フェーズによって内製するコンテンツを強化するタイミングが訪れます。独自性のあるオリジナルコンテンツというのは中から生み出されるものですが、外部にも協力を仰ぎながら内部にも協力を仰ぎコンテンツを作り上げていくとなると、ますます運用担当者の間接工数が増えていきます。ここで課題になるのが統括する編集部や運用担当者の人的リソース不足です。
リンク先の記事ではオウンドメディア運用のデメリットとして「効果が出るまでに時間がかかる」「ノウハウが必要」「継続が難しい」という3点について詳しく説明しています。合わせてご覧ください。
Google Chromeの拡張機能とは?
Chrome拡張機能とは、Google Chromeウェブブラウザに追加できる小さなプログラムです。これらの拡張機能は、ユーザーのウェブブラウジング体験をカスタマイズし、機能を追加するために使用されます。例えば、広告ブロッキング、Webページの翻訳、スクリーンショットのキャプチャ、タスク管理など、さまざまな用途に利用されています。
なぜChrome拡張機能を利用するのか?
- カスタマイズ性 Chrome拡張機能は、個々のニーズに合わせてブラウジング体験をカスタマイズできる点が魅力です。ユーザーは必要な機能だけを追加し、シンプルなブラウジング環境を実現できます。
- 効率向上 特定のタスクを効率的に行うためのツールを追加できるため、作業効率が向上します。例えば、自動入力やパスワード管理などが挙げられます。
- 新たな機能追加 ブラウザ単体では備わっていない機能を拡張機能を通じて追加できます。これにより、より多彩な操作が可能となります。
Google Chromeウェブブラウザのシェアは世界No.1
ウェブブラウジングの世界は常に進化し続けていますが、その中でもChromeは日本国内だけでなく、世界で最も多く使われているブラウザとして君臨しています。
人気の理由のひとつとして言えるのがChrome拡張機能ではないでしょうか。
頻繁に使うChrome拡張機能(アドオン)7選
オウンドメディアの運用を担当している筆者がよく利用しているChrome拡張機能です。基本的には有料のSEOツールや解析ツール、Google Workspaceを中心に記事作成や管理をしていますが、ちょっとした調査をする時にはChrome拡張機能(アドオン)を使っています。ブラウジングしている状態で簡単に素早く使用できる点が拡張機能の強みです。
- シミラーウェブ - トラフィックランクとウェブサイト分析
- Ahrefs SEO Toolbar
- Wappalyzer
- 文章校正と表記ゆれチェックツール
- Alt & Meta viewer
- かんたん文字数カウント
- FireShot
シミラーウェブ - トラフィックランクとウェブサイト分析
閲覧中のWebサイトのトラフィック情報を簡単に調べることができるChrome拡張機能です。
SimilarWeb(シミラーウェブ)のツール自体は競合分析に強みを持つマーケティングツールです。
Chrome拡張機能である「Similarweb Extension(拡張機能)」はSimilarweb(シミラーウェブ)でサポートされているWebサイトの訪問に関する主要指標とパフォーマンスのインサイトが提供されています。
こんな時に便利!
- このオウンドメディアはどのくらいのトラフィック数があるだろう?
- このサイトの月間訪問数はどのくらいだろう?
- 平均滞在時間はどのくらい?こっちのメディアの方が読まれている!などの分析
Ahrefs SEO Toolbar
閲覧中のWebページのSEO情報が簡単に確認できるChrome拡張機能です。
Ahrefsは、SEO分析に使われる有料ツールとして有名ですが、Ahrefs SEO Toolbarは、Ahrefsが提供するChrome拡張機能です。ツールの有料アカウントだとより便利に使えますが、無料でも十分活用できます。
こんな時に便利!
- ページを読みながら、見出し(H1~H6)構造を見たい時
- ページを読みながら、ディスクリプションなどのMETA情報を確認したい時
- 昔に作ったコンテンツのリンク切れを簡単に確認したい時
Wappalyzer
閲覧中のWebサイトが使用している技術スタックを調べることができるChrome拡張機能です。
Wappalyzer は、Webサイトを構成している要素が丸裸になるということで、ハッカーが見れば脆弱性を見つけられてしまうツールでもありますが、競合サイトの調査にはとても役立つツールです。自社サイトや競合サイトを見るくらいの頻度であれば十分無料で活用できます。
こんな時に便利!
- 競合のオウンドメディアはどんな解析ツールを入れているんだろう?
- このブログのCMSは何を使っているのだろう?
- このCTA参考にしたい!何のMAを使っているのか知りたい時
文章校正と表記ゆれチェックツール
閲覧中のWebページの文章校正と表記ゆれが確認できるChrome拡張機能です。
文章校正と表記ゆれチェックツールは、ページを見ながら文章のチェックがワンクリックでできるツールです。オウンドメディアを運用していると、誤字脱字は事前にチェックできても半角全角が混在していたり、表記がゆれていたりすることに気づかずチェック漏れしがちではないでしょうか?プリセットの正誤表にカスタマイズした正誤表を登録できる点も有用です。
こんな時に便利!
- 半角・全角が混在していないかの最終チェックをする時
- テスト環境のCMSに登録した記事をテスト環境のまま校正チェックする時
Alt & Meta viewer
閲覧中のWebページのALT情報、META情報が確認できるChrome拡張機能です。
Alt & Meta viewerは、ページを見ながらALTのチェックがワンクリックでできるツールです。 記事を流用したり、リライトをしていると画像を差し替えたのに、ALTを変更漏れすることがあるので、チェック時に重宝しています。
こんな時に便利!
- 画像に設定された Alt または Title 属性をチェックする時
- 本番公開後にMETA情報の反映を最終確認する時
かんたん文字数カウント
閲覧中のWebページの選択したテキスト部分の文字数が確認できるChrome拡張機能です。
かんたん文字数カウントは、ページを閲覧中に文字数カウントしたい段落やテキストを選択するだけで簡単に文字数をチェックできるツールです。マウスの右クリックで文字数カウントメニューが出てくるので、マウスだけで完結する点も利点です。
こんな時に便利!
- この段落をMETA情報で使いまわそう!どのくらいの文字数だろうか?
- この見出しは何文字だろうか?
FireShot
閲覧中のWebページのスクリーンショット撮影ができるChrome拡張機能です。
FireShotは、閲覧中のWebページのスクリーンショットができるツールで、数多くある画面キャプチャアドオンのひとつです。キャプチャツールとしては「FastStone Capture」とこのChrome拡張機能の「FireShot」があれば、どんなシチュエーションのスクリーンショットでも網羅できます。
こんな時に便利!
- Webページ全体のキャプチャ画像を取得したい時
- タブで開いているページをすべて一斉にスクリーンショット撮りたい時
頻度は低いが便利なChrome拡張機能(アドオン)5選
- Tag Assistant Legacy (by Google)
- ColorZilla
- MONJI-izm
- DeepL翻訳
- Google 翻訳
Tag Assistant Legacy (by Google)
閲覧中のWebサイトに設置されたタグが正しく動いているかを調べることができるChrome拡張機能です。
Tag Assistant Legacy (by Google)は、Google公式のタグチェックツールです。
緑色、青色、黄色、赤色とタグの問題に応じてタグが4色に色分けされています。
緑色であれば安心です。赤色のタグが見つかれば、設定したタグが機能できていないので、すぐに問題を特定して改善しましょう。
こんな時に便利!
- 広告のCVタグが動いているかの確認したい時
- GTMで追加したタグが動作しているか調べたい時
Tag Assistant Legacy (by Google)の拡張機能ページへ
ColorZilla
閲覧中のWebページにある色のカラーコードを簡単に調べられるChrome拡張機能です。
ColorZillaは、ブラウジングしているWebサイトのカラーコードを抽出したり、解析できるツールです。「Page Color Picker Active」をクリックして、ページ内のカラーコードを知りたい任意の箇所をクリックするだけで、該当箇所のカラーコードが取得できます。
また、「Webpage Color Analyzer」をクリックすると閲覧中のサイトの配色一覧をカラーコードで解析でき、この機能も有用です。
こんな時に便利!
- オウンドメディアのサムネ作成でイメージ写真の中にある色を使いたい時
- 競合サイトはどんな配色なのか調べてみたい時
MONJI-izm
修正依頼ツール「MONJI」のChrome拡張機能です。
MONJI-izmは、閲覧中のWebページに「MONJI」で朱書きをする段取りをワンクリックで実現できるツールです。事前に「MONJI」にログインしておく必要がありますが、チェックしている途中で修正依頼を見つけた時は、ブラウザのMONJIアイコンをクリックするだけでスクリーンショットを高速で取り込まれ同時に「修正依頼作成画面」が立ち上がります。
こんな時に便利!
- メディアのテストアップページを確認中に崩れや誤字脱字を発見した時
- オウンドメディアの機能追加や改修依頼をエンジニアさんへお願いしたい時
DeepL翻訳
高精度な機械翻訳ツール「DeepL翻訳」のChrome拡張機能です。
DeepL翻訳は、閲覧中のWebページを読みながら選択したテキスト部分をページ遷移なしで翻訳ができるツールです。 2023年8月現在、ページ全体の翻訳は有料アカウント(DeepL Pro)になるため、ページ全体の翻訳の際は、次の「Google 翻訳」を利用しています。
こんな時に便利!
- 海外の参考サイトを部分的に翻訳したい時
- 引用したい一次データが海外サイトの時に引用する文章に間違いがないか翻訳したい時
Google 翻訳
Googleの無料翻訳サービス「Google 翻訳」のChrome拡張機能です。
Google 翻訳は、Webサイトを簡単に翻訳できるツールです。ブラウザの「Google 翻訳」アイコンをクリックすると出てくる「このページを翻訳」リンクが有用で、閲覧中ページをまるごと翻訳することができます。DeepL翻訳と同様に、閲覧中のWebページの選択したテキスト部分だけを翻訳することもできますが、別ウィンドウでGoogle 翻訳に遷移する仕様となります
こんな時に便利!
- 海外の参考サイトをまるっと翻訳する際に!
拡張機能を駆使して効率的なオウンドメディア運用を!
実際にオウンドメディア運用で活用している拡張機能について紹介しました。 オウンドメディアの運用においては、時間の効率化が求められます。Google Chromeの拡張機能を活用することで、作業の効率化につながります。是非、活用してみてください。
また、効率化と同じくらい大切なものは定期的な効果測定と戦略の見直しです。
下記リンク先の記事では、オウンドメディア運用に成功している他社事例をまとめていますので、合わせてご覧ください。
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WRITER久永愛子 Webマーケーター
2000年在学中から独学でWebサイト制作を経験したのち、2007年にジーピーオンライン入社。ディレクター、総務、広報、人事・採用などさまざまなポジションでの経験を活かし、Webサイト運用やWebマーケティングに関する情報を分かりやすく発信していきます。