こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)のさえです!
企業の顔ともいえるコーポレートサイトのリニューアルは、部署をまたいで関係者を巻き込む必要がある大変なプロジェクトです。
デザイン変更だけでなく、サイトの集客力強化や引き合い獲得、求職者からの応募数増加など、さまざまな経営課題の改善が期待できます。一方で、進め方を誤るとリソースだけを消費して、何の成果も得られない危険性もある施策です。
この記事では、コーポレートサイトのリニューアルについて、目的の決め方や成功させるための進め方を解説します。リニューアルを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
失敗しないコーポレートサイトリニューアルなら!
もくじ
コーポレートサイトとは?
コーポレートサイトとは、企業が自社の情報を伝えるために作成する公式のWebサイトです。主に「会社概要」「サービス紹介」「IR情報」「採用情報」「ニュース」などの企業情報を掲載しています。訪れるユーザーは、顧客や求職者、株主・投資家などさまざまなステークホルダーが想定され、コミュニケーションツールとしても活用できます。
企業概要は、インターネットで調べるのが一般的であるため、プロフィール情報は最低限網羅しておかなければなりません。もちろん新商品発表や、ブランドイメージなどを伝える手段にもなります。
コーポレートサイトに掲載すべき基本コンテンツ
企業情報>会社概要(企業名 / 事業内容 / 代表者名 / 本社所在地 / 設立年 / 資本金 / 主要取引先企業 / 沿革 / 組織図 / 企業理念)、サービス・商品説明、IR情報、CSR・ESG情報、ニュース・最新情報、採用情報、お問い合わせフォーム、個人情報保護方針(プライバシーポリシー)、よくある質問(FAQ)、利用者情報の外部送信について、実績・導入事例、スタッフブログ、お客様の声、公式SNSへのリンク、サイトマップ など
コーポレートサイトのリニューアルが必要な理由
コーポレートサイトのリニューアルが必要になる代表的なシーンをご紹介します。
デザインが古い
Webサイトのデザインにも、トレンドの移り変わりがあります。通信速度の向上により、より多くの画像や動画が閲覧できるようになりました。ファーストビューに動画を使用したコーポレートサイトなども一般的になってきた今、テキストだけのコーポレートサイトは古めかしく感じられても仕方がありません。
デザインがあまりにも古いと、情報を更新していても古い印象を与える可能性があります。企業のイメージまで古さが印象づいてしまいかねないため、ブランディングの観点からもリニューアルがおすすめです。
情報が不十分
コーポレートサイトの性質上、情報を網羅的に掲載する必要があります。掲載すべき情報は経営戦略に紐づいてきます。例えば、Webマーケティングを強化したいときです。オフライン営業をメインとしていた企業がインバウンド営業に移行したい場合は、製品やサービスの情報をより詳細に掲載することが必要です。潜在顧客にオンラインでアプローチするには、製品に関するキーワードを絡めたお役立ちコンテンツなども検討が必要でしょう。
企業の事業内容によっては、就職や転職を検討している求職者に向けた情報不足も考えられます。専門性が高く、日常生活において接点の少ない業界は、未経験者にとって事業理解は難しいです。採用サイトを充実させることも大切ですが、求職者はコーポレートサイトも見ています。業界内では当たり前のことでも丁寧に説明しておくことをおすすめします。
機能性が不足している
コーポレートサイトは、ChromeやMicrosoft Edge、Safariなどのブラウザで閲覧します。各ブラウザはバージョンアップを繰り返しているため、サイトが古いままでは、正常に表示されない場合があります。例えば、「FLASH」はサービス終了により表示されません。
構成が複雑化してきた
何度もコンテンツの追加や更新をすると、サイトの構造が複雑になります。サイトをつくりこみすぎる企業によくある失敗例といえるでしょう。リンクが多すぎたり、階層が深すぎたりすると、閲覧者が情報を見つけにくくなり、離脱率が高くなります。構成が複雑になってしまったコーポレートサイトは、コンテンツを整理するために設計段階からのリニューアルが必要です。
サイトのアクセス数が減少している
サイトへのアクセス数が減少した場合も、コーポレートサイトのリニューアルを検討するべきです。コーポレートサイトの運営に注力する企業が増えているため、ほとんど更新しないまま何年も同じサイトを使っていると、自然に流入数が低下することがあります。更新していない理由が更新性の低さにあるなら、リニューアルで解消していきましょう。
また、資料請求や問い合わせフォームが古いまま放置されていると、信頼感や新鮮味が薄れて、アクセスが伸び悩むケースがあります。
サイトの表示速度が遅い
サイトの読み込み時間は、1秒から3秒に落ちるだけでユーザーの閲覧に影響を及ぼします。待ちきれず離脱するユーザーが増えるため、重くて表示に何秒もかかっている場合は機会損失を防ぐためにもリニューアルしましょう。ローディングアニメーションを付けるなどの体感速度を下げる方法もありますが、表示速度はサイトの評価にも強く関係しているため、根本的な改善をすべき点といえます。
スマートフォン対応ができていない
スマートフォンでの閲覧者が年々増加しているため、スマートフォンの表示への対応は必須といえます。文字や画像が小さく表示されて見づらかったり、表示に時間がかかったりすると、ユーザーの離脱やアクセス減少を招きます。レスポンシブウェブデザインを採用していない場合は、リニューアルがおすすめです。
さらに、Googleはスマートフォン対応を評価して検索表示順位を決めると発表しました。2021年5月には「Core Web Vitals」というユーザー体験に関する指標がGoogle検索のランキング要因として組み込まれています。この指標には前述の表示速度とあわせて、スマートフォンで閲覧しやすいかどうかも含まれます。したがって、SEOの観点からもモバイルフレンドリーなサイト作りは必ずしておくべきです。
【関連記事】UXの新指標Core Web Vitals(コアウェブバイタルズ)とは?計測方法から改善方法まで徹底解説
全面改修か部分改修か?
コーポレートサイトのリニューアルを検討するにあたり、全面改修か部分改修かで迷うこともあるかと思います。以前からデジタルマーケティングに注力している企業さまでない限り、全面リニューアルがおすすめです。リニューアルが必要な要因には、サイト構造の最適化やユーザビリティの向上など、サイトの根本に関わるものが多いためです。
一方で、リニューアルを機にメンテナンス性の高いサイトを構築できれば、部分的な改修で済むケースも増えてくると予想されます。更新性も念頭におきながらリニューアルを実施してみてください。
コーポレートサイトリニューアルの進め方
コーポレートサイトのリニューアルは、経営層から現場の従業員まで巻き込む一大プロジェクトです。
関係者の多い施策を成功させるために、リニューアルの流れを掴みましょう。
リニューアル手順1:現状分析
リニューアルの計画を立てる前に、まずは現状分析です。現状と理想のギャップを可視化してこそ、リニューアルが意味のあるものとなります。把握しておくべき内容をご紹介します。
アクセス状況の把握
分析ツールを使用して、現在のアクセス状況を把握しましょう。代表的なアクセス解析ツールは「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」です。
Googleアナリティクスを活用すると、ページごとのアクセス数やユーザー属性などの傾向を分析できます。初回訪問ページや流入チャネルで訪問のきっかけを探ったり、その後のページ遷移をもとに回遊性に課題がないか考察したりしてみましょう。
Google Search Consoleを使えば、サイトのパフォーマンスがわかります。エラーが発生しているページや改善点、流入した際の検索ワードと検索順位などを確認できます。
【関連記事】Googleアナリティクス(GA4)の見方を初心者向けに解説
自社分析
コーポレートサイトだけでなく、自社の分析も必要です。「3C分析」「SWOT分析」「PEST分析」「バリュー・チェーン」「5フォース分析」などのフレームワークを用いて、自社の状況を深く理解しましょう。さまざまな観点から自社を理解することで、リニューアルで実現すべきことが見えてきます。
【関連記事】Webマーケティング戦略立案に必須のフレームワーク・考え方を解説
競合調査
競合サイトの構成やコンテンツをチェックすることも重要です。コンテンツの充実度やサイトの見やすさ、デザインのトーンなどを、自社と比較しましょう。自社サイトの課題や、問題点をクリアしている項目があれば、採り入れてみるのもよい方法です。そのうえで差別化を図ったり、競合サイトが満たしていないユーザーのニーズをくみ取ったりするなどの工夫をします。
課題の洗い出し
アクセス状況や自社分析、競合分析をもとに自社サイトの課題を洗い出します。なぜリニューアルが必要なのか、課題を明確にして分析すると、具体的な改善策を見つけやすくなります。課題が多岐にわたる場合は、経営課題や方針に基づいて優先度を決めていくのがおすすめです。
リニューアル手順2:目標設定
現状を踏まえ、リニューアルを通して実現したい理想像を明確にしていきます。
ペルソナ設定
ペルソナとは、コーポレートサイトを閲覧する人の具体的な人物像のことです。ターゲットのニーズを詳細に掴むために、年齢性別などの属性や検索意図、流入経路などの行動を決める作業を「ペルソナ設定」といいます。
設定したペルソナが抱える課題を解決する視点に立って、必要なコンテンツを選びます。コンテンツ選びやデザイン決定の基準となるため、狭すぎず広すぎない設定にするのがポイントです。
ペルソナ設定についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【関連記事】BtoB企業のペルソナ設定は必要?設定方法と注意点を徹底解説【ワークシート付】
目的の明確化
何を目標とするかによって、リニューアル方法は変わります。ここでは集客や採用など、コーポレートサイト運用の代表的な目的と、リニューアル法を解説します。
例)集客をしたい
新規顧客の集客が目的となる場合は、コーポレートサイトの商品紹介や問い合わせ、資料請求、ダウンロードページへのアクセス数を増やさなければなりません。そのためにはSEOで検索順位を上げる対策が重要です。また、広告だけでなく、ユーザーニーズを満たすコンテンツを充実させることも大切です。
例)更新しやすいサイトにしたい
ホームページに携わる工数を減らしたい場合は、専門知識がなくてもコーポレートサイトを更新、管理できるシステムにしましょう。具体的には、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入して、コンテンツ公開やレイアウト変更を効率的におこなうなどの方法があります。
例)採用に重点をおきたい
採用や求人情報のページへのアクセス数増加を目標にする場合は、これらのページを重点的にリニューアルしましょう。魅力的なデザインに変えたり、求職者が求めるコンテンツや情報を増やしたりするなどの工夫をします。
コーポレートサイトの目的がうまく決められないという方は、こちらの記事をお読みください。
【関連記事】コーポレートサイトとは?目的・役割から基本コンテンツ・事例まで解説!
目標設定のポイント
経営者の視点で、コーポレートサイトの役割を検討することも重要です。コーポレートサイトには、企業戦略やビジョンを発信したり、課題解決の方法を社内外に伝えたりする役割もあります。取引先や顧客との関係構築、従業員との目標共有など、自社の事業におけるホームページの役割を理解しながら目標を決めましょう。
リニューアルの効果を振り返るために、目標値を設定することも重要です。「月間アクセス数◯%増」や「公開半年でコーポレートサイト経由のお問い合わせ◯件達成」の他に、特定の検索キーワードにおける掲載順位の向上なども指標として有効です。目標は重要目標達成指標(KGI)と重要業績評価指標(KPI)に分けて設定してください。
リニューアル手順3:サイト制作
現状把握と目標設定で大まかな構想ができたら、制作へと進みます。今回は内製ではなくWeb制作会社に制作を委託する想定で、進め方をご紹介します。
要件定義書の作成
要件を「RFP(Request For Proposal、提案依頼書)」と呼ばれる資料にまとめて準備しておきましょう。リニューアルの目的やターゲット、改善したい内容を要望としてまとめた資料がRFPです。予算や納品希望日も作成時に決めておくと制作会社側も動きやすくなります。
【関連資料】RFPとは?ホームページ制作を成功に導く提案依頼書の書き方とサンプル
Web制作会社の選定
新しく制作会社を探す場合は、複数社に話を聞いて選定しましょう。コーポレートサイトのリニューアルにおいて、制作会社は成功の鍵を握る重要なパートナーです。注意したいのは「価格だけで制作会社を選ばない」ということです。Web制作会社それぞれに強みや得意分野があります。今回のリニューアルに適した制作会社を多面的に見極めてください。
【関連記事】ホームページ制作会社の選び方[保存版]失敗しないポイントを解説
コンテンツの策定
リニューアルする際には、デザインを優先しがちですが、ユーザーにとって最も重要なのはコンテンツです。ニーズが高い情報を網羅するために、コンテンツを充実させましょう。現状分析で洗い出した課題を解決できるコンテンツになっているかもチェックしてください。どのようなコンテンツが必要かわからない場合は、制作会社に相談するとノウハウをもとにした提案が期待できます。
サイトマップの作成
サイト全体の構成をまとめたものを「サイトマップ」といいます。各ページがどのようにつながっているかを俯瞰して確認でき、通常はWeb制作会社が作成する資料です。提出があった際には、コンテンツが適切にグルーピングされているか、必要なコンテンツが網羅されており抜けていないかを確認してください。
【関連記事】サイトマップとは?作り方からツール紹介までプロが解説します!
ワイヤーフレームの作成
各ページの必要な要素を配置したワイヤーフレームも必要です。ワイヤーフレームは、閲覧者の見やすさやデザイン性、誘導したいコンテンツへの訴求力などを考えて決めます。こちらも通常はWeb制作会社が提出する資料です。ワイヤーフレームをもとにデザインを作成するため「ページ内の要素が足りているか」「ナビゲーションはわかりやすいか」「コンテンツの順序は適切か」「コンバージョンとなるボタンは目立つ位置に設置されているか」をここでしっかりと確認してください。
【関連記事】良いワイヤーフレームとは?作り方やおすすめのツールを紹介
デザイン制作
制作会社から提出されたデザインをチェックするポイントは、「目的に合ったデザインになっているか」「ユーザーにとって使いやすいデザインになっているか」の2点です。自社の打ち出したいイメージが反映されているかだけでなく、お問い合わせフォームなどの重要なコンテンツが埋もれていないかも必ず押さえておきましょう。
コーディング・実装
デザインが確定すると、実際にWebページへと作り上げていきます。CMSを導入する場合は、この段階で組み込みます。実装はWeb制作会社が担当となるため、完了を待ちましょう。新しくGoogleタグマネージャーなどの計測ツールを導入する場合は、事前にタグを発行して提供するとスムーズです。
チェック・公開
実装完了後は、Web制作会社から一般公開前のチェック依頼がきます。事前に制作会社側での確認も完了していますが、操作をしていて挙動に違和感や問題がないか確認しましょう。オフィスでチェックしているとPCで確認しがちですが、スマートフォンでの表示に問題ないかも忘れずチェックしてください。
問題なければ、コーポレートサイト公開となります。公開日に指定のあるときは、公開時間の前後はスケジュールを空けておくことをおすすめします。基本的には事前チェックをしたサイトと同じものが公開されるため問題は起こりませんが、万が一に備えて公開と同時に確認できる予定にしておくと安心です。
リニューアル手順4:公開後対応
コーポレートサイトを公開する際に実施しておくと効果的なアクションをご紹介します。
ソーシャルメディアでの告知
Facebook、X(旧Twitter)、InstagramなどのSNSアカウントを運営している場合は、リニューアルを告知しましょう。商品紹介やコンテンツの記事、キャンペーン情報などを配信することは、コーポレートサイトへのアクセス数アップに欠かせません。SNSは拡散力が大きいため、想定以上の効果も期待できます。
プレスリリース配信
コーポレートサイトのリニューアルを広く知らせるには、プレスリリースの出稿もひとつの手段です。リニューアル直後は、実店舗のリニューアルオープン直後と同じで、成果を上げやすいタイミングです。サイト更新の理由やコンセプト、今後の展望などをしっかりとアピールしましょう。
リニューアル手順5:運用
コーポレートサイトのリニューアルは、運用してこそ意味があります。
効果測定
リニューアルの目的が、どの程度まで達成できているかを定量的に分析します。現状分析と同様に、GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleでサイトのパフォーマンスを確認しましょう。サイトの構造が変わればページビュー数も変わります。セッション数やエンゲージメント時間など、複数の指標をもとに評価するようにしてみてください。
お問い合わせ数や資料ダウンロード数の増加を目標に掲げていた場合は、数値とあわせてリードの質も評価しておくと今後の改善に役立ちます。
継続的な更新
自社のファンや定期閲覧者を増やすためには、定期的なコンテンツ追加が必要です。更新間隔が空きすぎると情報の信頼性が落ち、サイト全体の活気がなくなります。新商品やサービスの発表、メディア掲載情報、長期休暇のお知らせなどを、頻繁に更新しましょう。
【関連記事】Webサイト運用って何すべき?効率よくPDCAを回す方法を解説!
コーポレートサイトリニューアルの注意点
コーポレートサイトリニューアルの成功を妨げる要因や注意点をご紹介します。
ただのデザインリニューアルにしない
デザインが古くなっている場合はリニューアルを検討すべきですが、デザインの刷新だけをゴールにするのはおすすめできません。見た目だけが新しくなって、流入増や引き合い増につながらない可能性があるためです。
コーポレートサイトのリニューアルは相応の費用と労力がかかります。公開後にもとへ戻すことは難しく、すぐに再リニューアルするのも現実的ではありません。数年に一度の機会を最大限活かしたリニューアルにすることをおすすめします。
UI/UX視点からリニューアルを考える
コーポレートサイトはユーザーに訪問・閲覧されてこそ意味があります。サイトが個性的であることよりも「何がどこにあるか一目でわかる」「操作性が高い」「表示速度が速い」ことが優先されます。テキストの長さが適切か、インフォグラフィックなどを使用してユーザーの理解を促進できているか、関連するコンテンツへすぐにアクセスできる設計になっているかなど、UI/UXも意識して検討しましょう。
ユーザーのニーズを理解する
コーポレートサイトは企業の情報を伝えることを目的としたサイトです。しかし、自社が言いたいことだけを掲載していればよいという意味ではありません。ユーザーがコーポレートサイトへアクセスする理由は、欲しい情報があるからです。顧客、求職者、投資家・株主がどのような情報を求めているのか、リニューアルのターゲットに沿って見極めることが求められます。
リニューアルの影響範囲を見落とさない
リニューアル時にドメインを変更する場合は、影響範囲に注意が必要です。ドメインが変わると、サイト内のリンクや紙媒体から旧ドメインにアクセスしたときに、「ページが見つかりません」と表示されます。名刺・パンフレット・資料・チラシなど、ホームページのURLを記載している紙媒体は、すべて刷新することになるでしょう。電子メールの署名に記載していることもあるため、従業員への周知も徹底します。
SEOの面でも注意が必要です。旧ドメインから新ドメインへのWebサイトの転送処理を、リダイレクトといいます。リダイレクト処理を適切にすることで、旧ページのSEO評価を新ページへ引き継げます。ただし、評価が継承されるのは検索エンジンが、同一サイトであると判定した場合です。効果測定などで引き継げているかを、チェックしておきましょう。運用期間が短いドメインほど、検索順位判定で低評価になりやすいため、気を付けてください。
「リダイレクト」を詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
【関連記事】Web担当者になったら知っておきたいリダイレクトの知識
著作権や所有権の所在を確認する
サイト制作を外注している場合、コーポレートサイトのソースコードや画像・動画、テキストなどの著作権を確認しましょう。権利や使用期限があり、自社や他の業者が引き継げないケースがあるからです。
サーバーやドメインの契約状況も要チェックです。ドメインの所有権が制作会社となる契約の場合は問題となることがあります。サーバーに関しても、自社で直接契約しておらず、制作会社が他社のサイトとサーバーを共有している場合などは情報開示が不可となる危険性があります。
旧制作業者に事前に確認することでトラブルを回避しましょう。
コーポレートサイトリニューアル成功には手順が大事
企業のホームページの内容やデザインを更新するのが、コーポレートサイトのリニューアルです。数年から5年ごとに、デザインやサイト設計などを改善することで、見た目にも実用的にも優良なコーポレートサイトであり続けられます。
コーポレートサイトのリニューアルは、数年に一度発生する大きなプロジェクトです。関係者も多く、時間も費用も労力もかかります。コストをかけるなら、成果を残してリニューアルを成功させたいですよね。ぜひ現状分析をもとにした進め方で効果的なリニューアルにしてください。
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ジーピーオンラインのコーポレートサイト制作
- サイトからの問い合わせが少ない
- 成果が上がるサイト設計になっていない
- リニューアルを円滑に進める自信がない
- 安心して任せられる制作会社が見つからない
こうした課題の原因は、企業の課題を解決する施策がサイトに反映されていないこと、企業さまと制作会社がひとつのチームになっていないことにあります。
お客さまとワンチームとなり、サイト制作を通して企業の課題解決に取り組む、それがジーピーオンラインのコーポレートサイト制作です。マーケティングの観点から導き出したWeb戦略で、理想のコーポレートサイトを作り上げます。
リニューアルを担当させていたいた企業さまからは「直帰率が下がり、回遊率が改善されている」「(採用に)応募してくれる学生が増えた」などの声が寄せられています。
Webサイトの現状分析のみのご依頼も可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
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WRITERさえ Webマーケーター
制作会社で営業・Web広告運用を経験したのち、2019年にジーピーオンライン入社。SEOやアクセス解析を中心に知識やノウハウを発信していきます。