Facebookページ(ビジネスアカウント)の作成方法|運用のメリット・デメリットと注意点

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Facebookページ(ビジネスアカウント)の作成方法|運用のメリット・デメリットと注意点

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Facebookページ(ビジネスアカウント)の作成方法|運用のメリット・デメリットと注意点

こんにちは、ジーピーオンラインのおおしろです!

企業・ビジネス向けのFacebookページは「いいね!」やコメント、ページビューなどのユーザーデータも活用しやすく、集客や、消費を促進・分析するため有益なことから、企業の6割が作成、ビジネスの改善に役立てているといわれます。
この記事ではFacebook ページの作成方法と、注意点について解説します。

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もくじ

  1. Facebookページとは?
    • 個人用アカウントとの機能比較
    • 他SNSとの違い
  2. Facebookページを作成・運用するメリット
    • 低コストで運用できる
    • ユーザーとの距離感が近い
    • 炎上しにくい
    • 拡散性がある
    • データに基づいたターゲティングができる
  3. Facebookページを作成・運用するデメリット
    • 人的・時間的コスト
    • コンテンツが届きにくい設計
    • 定期的な学習が必須
  4. Facebookページの作成手順
  5. 運用開始前に決めておくこと
    • 目的・KGI・KPI
    • 投稿の頻度やトンマナ
    • 運用担当者
  6. 運用後は必ず効果測定をおこなう
  7. まとめ

Facebookページとは?

Facebookページとは個人用アカウントのページではなく、企業・ビジネス向けアカウントのページです。個人用アカウントページとの違いは商用利用できるかどうかの点が異なっています。

たとえば、個人用アカウントのページで自分の商品の宣伝をすると、アカウントを停止される恐れがありますが、Facebookページで宣伝をする分にはアカウントを停止されることはありません。

個人用アカウントとの機能比較

Facebookページの企業・ビジネス向けアカウントと、個人用アカウントとは、次の表に掲げる点で異なっています。

            
  個人用アカウント Facebookページ
登録内容 実名
商品・サービス名の登録不可
会社名
商品・サービス名の登録可
アカウント数 1つ(本人名義) 上限なし
運営可能人数 1人(本人)だけ 5人まで
友達申請 可能 不可
公開範囲 コントロール可能 一般公開
「いいね!」
コメントの対象範囲
個人に「いいね!」コメント可能
Facebook ページに可能
他のFacebookページのみ可能
広告配信機能 不可 可能
予約投稿機能 不可 可能
インサイト機能 インサイト確認不可 インサイト確認可
(ページビュー、投稿のリーチ数やエンゲージメント数、利用者の属性など)

 

Facebookページは商用利用が可能で、複数ページ作ることができます。商品ごとにページを作っても問題はありません。個人アカウントと異なり、一般に内容は公開されています。その半面、友達申請や、コメントは個人に対してはできません。

 

他SNSとの違い

Facebookページの作成をおすすめする理由に、以下他のSNSとの相違点が挙げられます。

  • Twitter
    Twitterは、タイムラインに140文字までのコンテンツを投稿するSNSです。
    10代20代の利用率が半数を超えており、若者ほど利用率が高い傾向にあり、近年では利用率に男女差はないと言われています。企業の公式アカウントもあり、商用利用もできますが、良くも悪くも拡散する力が高い点は特徴の一つです。

  • Instagram
    Instagramは写真をメインにシェアするSNSです。
    10代20代の利用率が半数を超えており、若者ほど利用率が高い点はTwitterと同様ですが、利用率に男女差がある点は特徴の一つです。「インスタ映え」という言葉が流行ったように、きれいなもの・かわいいものを共有したい女性ユーザーに人気で、インフルエンサーマーケティングが盛んであるという特徴もあります。

  • LINE公式
    LINE公式は、企業やお店の「公式」アカウントです。友達になると、クーポンの配布や、イベントの開催の告知などがおこなわれます。他のSNSよりも集客手段として使われることが多い点、年齢層問わず利用者数が圧倒的に多い点が特徴です。

上記に対して、Facebookは30代40代のユーザーが多く、実名登録という特徴があるため、ビジネスシーンでも利用されている事がうかがえます。

Facebookページを作成・運用するメリット

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Facebookページを作成し、運用するのは以下のようなメリットがあります。

  • 低コストで運用できる
  • ユーザーとの距離感が近い
  • 炎上しにくい
  • 拡散性がある
  • インサイトを元に投稿を改善できる

それぞれのメリットについて、ご紹介します。

低コストで運用できる

Facebookページそのものは無料で運用できます。広告を出稿することになると有料ですが、年齢や地域、関心などでターゲティングできるため、従来の広告よりも費用対効果を高められることが期待できます。

ユーザーとの距離感が近い

「いいね!」、「コメント」でユーザーの反応がリアルタイムで観測できます。さらにコメントをページの管理者から付けるなどして、双方向のコミュニケーションで距離感を縮め、集客・消費につなげることができます。

炎上しにくい

Twitterが短文の投稿・匿名投稿という性質上、炎上しやすい傾向にあるのに対し、Facebookは基本的に実名が使われ匿名性が低いことや、連鎖的な拡散がなされにくいため炎上しにくい傾向にあります。

拡散性がある

Instagramでは他社の投稿はダイレクトメッセージを使用して個別にシェアするのに対し、Facebookは投稿のシェア機能を使って自身のフィードに流してシェアすることができます。いいね!ボタンなどのアクションもフィードにシェアされていくのでフィードをフォローしている人の目に届きやすくなっています。

インサイトを元に投稿を改善できる

Facebookページではユーザーの反応をインサイトとして確認できます。 インプレッション数やエンゲージメント数を元に、投稿時間やクリエイティブ、頻度などを変えて投稿へとブラッシュアップすることができます。Facebookのアルゴリズム上、多く投稿すればするほどよいというわけではないので調整するのに役立ちます。

Facebookページを作成・運用するデメリット

Facebookページの作成には以下のような点でデメリットもあります。

  • 人的・時間的コスト
  • コンテンツが届きにくい設計
  • 定期的な学習が必須

人的・時間的コスト

双方向のコミュニケーションには、返信を作成するコストだけでなく、返信するまでにかかる時間にも気を遣う必要があります。そのためコメントが多く届く場合などには担当者には相応の負荷がかかり、時間も多く割くことを強いられます。時間・負荷に対する関係で、作成・運用する意味が本当にあるのか、比較考量が必要になります。

コンテンツが届きにくい設計

Facebookのアルゴリズムは優良コンテンツを上位に表示させるのではなく、身近な人とのつながりの中で有益とされるコンテンツを上位表示させるものなので、届けたい人にコンテンツを届けることができないデメリットがあります。Facebookページの作成とともに、広告運用をする会社が多い理由を窺い知ることができます。

定期的な学習が必須

「いいね!」、「コメント」にはそれぞれ旬があり、定期的にインサイトを分析するなどして知識をアップデートし、好反応や多くの反応が得られる投稿を学習することが必要です。状況によりますが、学習も手間暇がかかるため、投稿・返信・学習の時間をとっても意味のあることなのか、学習コストも含めて検討する必要があります。

Facebookページの作成手順

個人ページにログイン
Facebookページは、個人ページにログインし、右上の丸で囲まれている+マークを押し、「Facebookページ」の表示をクリックして作成を始めます。
ページを作成

1. ページを作成…左列の「ページ情報」にビジネス名ブランド名などのページ名・カテゴリ(3件まで)・詳細を順に入力していきます。最後に最下部の「Facebookページを作成」ボタンを押します。
ページ情報の設定

2. プロフィール・カバー画像の設定…カバー画像をプレビューページ上部にドラッグ&ドロップして設定、さらにプロフィール写真の入る円形の枠をクリック、プロフィール写真をアップロードします。
 プロフィール・カバー画像の設定

3. 基本情報の設定…ページ中ほどの基本データをクリック、ビジネスに関する情報(URL、所在地、連絡先電話番号など)を入力します。
基本情報の設定

基本情報まで登録が完了したら、記事の投稿を始めて、運用を開始するまでは設定を非公開にしておいてください。
編集中のページの様子を見られないようにするためです。

運用開始前に決めておくこと

Facebookの運用の前には、何のためにFacebookページを作成・運用するのか、決めておくことが重要です。ビジネスの時間・人手を割いて作成・運用するのですから、それを上回るメリットが必要であると同時に、メリットは明確に「目標」として意識されるべきだからです。具体的には以下の項目を決めておきましょう。

  • 目的・KGI・KPI…目的と、KEY GOAL INDEX=KGI、KEY PERFORMANCE INDEX=KPI
  • 投稿の頻度やトンマナ…週何回投稿するのか、またトーンとマナー=トンマナ(ですます調・口語調はOKか、NGかなど)も決めておきます。
  • 運用担当者…運用にはコストがかかりますので、担当者のアサインをすること、そして、目標に対して責任を持たせることが必要です。Facebookページには管理者を複数おくことができるので、複数人でももちろん構いません。

目的・KGI・KPI

Facebookページの活用は、当然意味のある投資にしたいものです。そこで、製品の売り上げをどこまで上げたいか、あるブランドの認知度をどこまで上げたいかなど、具体的な目的、数値目標としてのKGI・KPIを設定して効果を実際に測定しましょう。

数値目標はゴールの数字と達成度(=KGI)、KGI達成のために必要な作業とこれらの数値による達成度(=KPI)、と2層に分けて考えます。

順序としては、目的を先に決め、最終目標数値であるKGIを次に設定し、それに必要なアクションを洗い出し、アクションの達成度を示すものとして、KPIを後に設定します。

投稿の頻度やトンマナ

運用の前に投稿の頻度やトンマナを決めておくと、ページ全体に統一感が出ます。 ルーチン化してしまうと、それぞれの作業の心理的な負担も軽くなり、またスピーディに反応できます。

運用の時間は、かけようと思えば何時間にも及んでしまいますが、HubSpotの調査では、投稿は週2~5回が理想とされており、それより多くても新鮮さや話題性は落ち、自社のブランドのイメージに悪影響が出てしまうようです。
<参照サイト:ソーシャルメディアに投稿するベストなタイミングや頻度とは?(ハブスポット調べ)

運用担当者

運用担当者を決める際には、単に作業担当者としておくのではなく、効果測定ができる人物をおきましょう。
つい「SNSは有料広告ではないから、手が空いた時にやれる人がやればいい」のスタンスで始めてしまうと、誰も運用せずに終わります。

Facebookページ作成と運用にかける時間的な投資、人的投資を回収するには、効果測定が不可欠です。「インサイト」機能を活用できるような人物を運用担当者にアサインしましょう。

運用後は必ず効果測定をおこなう

目標が達成したにせよ、未達成だったにせよ、それは効果測定をしてこそわかるものです。PDCAサイクルを回してさらに改善効果を得るためには、効果測定をすることが不可欠です。

Facebookページのインサイトでは、以下の項目がダッシュボードに表示されます。これらの項目をKPIとする会社も多くあります。各KPI達成度から、最終的なKGIの達成度について、成功要因や失敗要因を探っていきます。
では、各指標を見てみましょう。

  • 「いいね!」の数
    ページに「いいね!」をしたユーザー=ファンの数を示します。投稿に対する「いいね!」とページに対する「いいね!」は異なります。企業ページへの「いいね!」が増えると、ページを定期的に見ているユーザー数が多くなったということになります。

  • 投稿へのリーチ数
    投稿のリーチ数とは、投稿を閲覧したユーザー数を示す数値で、リーチ数が上がるとそれだけ多くのユーザーがページを見ていることとなります。

  • エンゲージメント数
    投稿に対して「いいね!」やコメントなど、何らかのアクションを実行したユーザーの数で、内訳をインサイトに表示できます。

  • ユーザーの属性
    性別、年齢など、どんな属性のユーザーが集まっているのかインサイトに表示されます。
    ターゲット層のアクセスをKPI化する他、ターゲットからの反応で売り上げを予測することなど、ターゲット集客力・売り上げアップ策に有効なデータとして活用することが可能です。

  • サイトへの流入数
    投稿ごとのパフォーマンス画面ではクリック数を知ることができます。商品やサービスに関するWebページがある場合、サイトへのリンクを付けた投稿をすることで、サイトへ流入したクリック数がわかり、クリック数が増えれば、それだけFacebookページを活用してWebページに送客できていることになります。

まとめ

Facebookは、ユーザーが実名で登録すること、消費を決定する年齢層の利用が多いことなどから、企業の6割がFacebookページを利用し、ユーザーデータを売り上げアップ施策に活用しています。
有益なFacebookも、効果測定がなければやみくもに運用することになってしまうので、インサイト機能を活用し、効果測定したうえでビジネスの改善にお役立てください。

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この記事の著者
おおしろ

WRITERおおしろ 広報

Webサイトの解析や広告運用など、Webマーケティングに関する記事を執筆していきます。

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