参考にしたいWeb社内報の成功事例|読まれるメディア作りのコツ

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参考にしたいWeb社内報の成功事例|読まれるメディア作りのコツ

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参考にしたいWeb社内報の成功事例|読まれるメディア作りのコツ

こんにちは、ジーピーオンラインのさえです!

従業員エンゲージメントを高めるツールとして活用される社内報ですが、DXという言葉が注目されるようになり、ますます紙からWebへ移行する動きが見られるようになりました。
この記事では、Web社内報のコンテンツづくりのポイントや成功事例をご紹介します。Web化が決まり、どのようなWeb社内報にするかご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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社内報の目的

社内報の目的は、大きく下記の5通りに分けられます。

  • 社内の現状などの情報共有
  • 従業員のモチベーション維持・向上
  • 従業員の仲間意識・帰属意識の向上
  • 経営理念・ビジョンの理解促進、浸透
  • 従業員教育

そして大前提として社内報は「企業がより強い組織として成長するため」に作成されます。「読まれること」を優先するあまり、目的に沿わないものや成長に貢献しないコンテンツばかりを増やしてしまっては本末転倒です。まずは目的を決め、「この目的を達成するにはどんなWeb社内報が理想か?」という視点で検討を進めてみてください。
【関連記事】社内報の目的とは?意味のある社内報を作るポイント

Web社内報のメリット

Web化するとどういう利点があるのか疑問に思っている方のために、簡単にWeb社内報のメリットをご紹介します。紙版の社内報と比較した際のメリットは大きく以下の3点です。

  • いいね機能などで読者の反応が分かる
  • 速報性が高い
  • データ分析ができる

紙媒体では読者アンケートでしか読み手の感想を知ることができませんでしたが、Web化すればPV数や「いいね!」数、コメントなどから人気を知ることができます。数値で把握できる点は、PV数の少ないコンテンツの改善をしたりする際にも有用です。また、紙媒体で必要となる入稿~色校正、印刷・製本、配送のプロセスが省略されるので、鮮度の高い情報も発信できる点も大きなメリットです。

読まれるコンテンツづくりのポイント

読まれるコンテンツづくりのポイント

社内報の目的を解説した際にも触れましたが、目的に沿って企画することはコンテンツづくりの重要なポイントです。ほかにも以下のようなポイントに注意しながら企画を作り上げていきましょう。

  • ターゲットのニーズと合った内容になっているか
  • 読み手と目線を合わせた語り口調になっているか
  • 登場する人が一部の従業員に偏っていないか
  • リアリティがあるか(編集しすぎていないか)
  • 自分ごと化できるような見せ方になっているか
  • テーマがいつも同じになっていないか(飽きないか)
  • 気軽に読めるテーマも用意しているか

自分に関係のないコンテンツや共感できないコンテンツは自然と避けられるようになってしまいます。美化しすぎていると普段目にしている日常と乖離を感じてしまいますし、堅苦しくても読むことが業務に感じられて自然と読みに来てもらえる流れは作れません。Web社内報の担当者には、企画側に立った主観的な目線とターゲット側に立った客観的な目線の両方をもつことが求められます。
【関連記事】社員が読みたいWeb社内報のコンテンツ|作成のコツとアイデアまとめ

Web社内報のネタ

Web社内報は紙媒体に比べて掲載のスピードを早くすることができます。一方で、掲載ペースが早くなる分、紙媒体で運用する時以上にネタのストックが必要となってきます。良い社内報のネタが思いつかないという方のために、テーマを分けていくつかご紹介します。

  • 社内・社外イベントネタ
  • 社員ネタ
  • 全社アンケートネタ
  • 季節ネタ
  • 時事ネタ
  • 箸休めネタ

社内・社外イベントネタ

社内や社外へ向けて実施したイベントのレポートや、運営から見たイベントの裏側を描いたネタです。イベントは社員も参加していることが多く、関係のある可能性が高いトピックになります。具体的には以下のようなものです。

  • 全社会議レポート
  • 研修旅行レポート
  • 入社式レポート

社員ネタ

社員についてさまざまな切り口で数名を集めて記事にします。一緒に仕事をしている社員が意外なテーマで出ていたり、テーマで集まることが新たな繋がりを生むきっかけになったりすることが期待できます。

  • プレゼン上手に聞くプレゼンのコツ
  • 新任マネージャー座談会
  • 意外なペット飼ってます!特集

全社アンケートネタ

全社員を対象におこなったアンケート調査の結果を発表していきます。何についてアンケートを取るかは検討する必要がありますが、自分が答えたアンケートの回答結果は気になるものなので、読んでもらえる可能性が高くなります。

  • リモートワークに関する意識調査
  • 自社に関するイメージ調査
  • 社内の改善したいこと調査

季節ネタ

季節に合わせたテーマも鮮度が出るのでおすすめです。有益な情報も発信しやすいので、読んだ情報を役立ててもらえるかもしれません。

  • 私の花粉症対策
  • 梅雨時期の体調管理法
  • ゴールデンウィークにおすめの旅行先

時事ネタ

Web社内報の速報性の高さを活かしやすいのが時事ネタです。読み手も関心をもっている可能性が高く、トレンドは押さえておきたいニーズは一定数見込めます。

  • プラごみ削減のためにできること
  • 今月の業界ニュース
  • 今話題の○○とは?

箸休めネタ

目的に沿ったコンテンツづくりは大切ですが、すべてのコンテンツが真面目なテーマだと読むのに疲れてしまいます。忙しい時にも気軽に読めるような、業務と離れた小ネタ系のコンテンツを用意するのもおすすめです。

  • オフィス周辺のおすすめランチ
  • ハマっているもの紹介
  • デスクでできるストレッチ方法

【関連記事】Web社内報のネタ45選!ネタ切れの時の上手な探し方

Web社内報の事例

Web社内報の事例

Web社内報の事例を5件ご紹介します。

  • 積水ハウス株式会社「ひと」
  • 大阪ガス株式会社「Webガス燈」
  • パーソルホールディングス株式会社「ツナぐ」
  • 株式会社SmartHR 「SmartHRオープン社内報」
  • エン・ジャパン株式会社「en soku!」

積水ハウス株式会社「ひと」

当社でWeb社内報の構築を担当させていただき、「2020年度経団連推薦社内報 WEB社内報部門 総合賞」を受賞されています。60周年を機に紙媒体の社内報からWeb社内報へ移行がおこなわれました。「いいね」ボタンやコメントを通して反応が分かるようになり、「経営陣やグループ会社上層部からコメントをいただくこともあり、応援していただけているのを感じます。」とのお声をいただいています。
積水ハウス株式会社 Web社内報の制作実績・インタビューを読む
ジーピーオンラインのWeb社内報サービスについての詳細はこちら

大阪ガス株式会社「Webガス燈」

上記と同じ賞を受賞されている「Webガス燈」は、1947年に創刊された紙媒体のグループ報『がす燈』のWeb版です。2017年にWeb化されましたが、人気企画は継続しつつ、Webの特性を活かした社員が気軽に参加できるコンテンツも新規で開始されています。
参照:『広報会議』2018年11月号

パーソルホールディングス株式会社「ツナぐ」

「ツナぐ」は、「社内報アワード2021」でコンテンツ「はたらくスケッチ」がWeb/アプリ社内報部門 企画単体でゴールド賞を受賞しています。受賞したコンテンツは、従業員のこれまでを幼少期の頃から掘り起こし、一人称の語り口で現在までを語るこだわりのコンテンツです。
URL:https://c.logosware.com/bookshelf/html/index.html?u=z5652j&d=463
<参照サイト:https://www.persol-group.co.jp/news/20211008_8947/

株式会社SmartHR 「SmartHRオープン社内報」

自社のオープンな社風に合う社内報を目指し、「誰でも読める社内報」をコンセプトに作成された社内報です。社内だけではなく一般の方にも公開されています。社員だけでなく社外ライターが記事を書くなど、オープンさがコンテンツの中身にまで表れています。
URL:https://shanaiho.smarthr.co.jp/

エン・ジャパン株式会社「en soku!」

「en soku!」も一般公開されているWeb社内報です。ライターや担当者が決められておらず、社員一人ひとりが投稿していることが特徴として挙げられます。単発記事だけでなく、「文系からDX人材への道」や社長賞受賞者にインタビューした記事「7RULES」などが掲載されています。
URL:https://www.en-soku.com/

参考にしたいWeb社内報の共通点

事例を5件ご紹介しましたが、特徴として以下の3点が挙げられます。

  • さまざまな部署・社歴の人が出ている
  • 人となりが伝えられている
  • 写真や画像を効果的に使用している

普段お世話になっている人や同期などが登場していると、自然と目を通すようになります。さまざまな社員に登場してもらうことで、「知っている人が出ている読み手」が増えて閲覧数や訪問数の伸びが期待できます

また、インタビュー記事の際には、当たり障りのない話題だけにするのではなく、その人らしさが伝わる言葉やエピソードを全面に押し出すところもポイントとなります。たとえ社内のエースでなくても、人それぞれ性格や考え方、ルーツは異なるものです。そこを引き出すことで印象に残る記事に仕上がります。

同様に、画像は文章では伝えきれない情報を伝えられます。記事にその人らしい写真を入れることで更にオリジナリティのある魅力的な記事に仕上がります。紙媒体と比較して写真の枚数制限もありませんので、注力していきたいポイントです。

まとめ

紙からWeb社内報への移行はますます進んでおり、今回ご紹介したような有名企業でもその動きは顕著です。速報性の高さを活かしながら、その時々の旬な話題を届けることも可能ですし、リアクションを送信して読み手同士で交流を深めてもらうことも可能です。Webの特性を踏まえながら、ぜひ魅力的なWeb社内報を運用してみてください。

 

また、ジーピーオンラインではWeb社内報パッケージを販売しております。

  • デザインやレイアウトにもこだわりたい
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【導入実績】積水ハウス株式会社 Web社内報の制作実績・お客さまインタビュー
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この記事の著者
さえ

WRITERさえ Webマーケーター

制作会社で営業・Web広告運用を経験したのち、2019年にジーピーオンライン入社。SEOやアクセス解析を中心に知識やノウハウを発信していきます。

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