共起語とは?【おすすめの共起語調査ツール4選も紹介】

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共起語とは?【おすすめの共起語調査ツール4選も紹介】

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共起語とは?【おすすめの共起語調査ツール4選も紹介】

こんにちは、ジーピーオンラインのケンです!

コンテンツ制作を実施する上で「共起語」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
「共起語」は検索エンジンとユーザーの両方に対して重要な役割があるため、コンテンツ制作には欠かせない要素です。

そんな共起語について考える上で
「共起語の定義がわからない」
「サジェストや関連キーワードと何が違う?」
「共起語の正しい使い方が知りたい」
上記のような課題が生じるかと思います。

本記事では企業のWeb担当者さまへ向けて、共起語の「定義」「正しい見つけ方と使い方」「無料で利用できる共起語調査ツール」について解説します。

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共起語とは

共起語とは、指定したキーワードに対して関連性が強く、頻繁に利用されるキーワードを指します。

例えば、検索エンジンで「パソコン」と入力して閲覧されるコンテンツには「パソコン」と関連性の高い「Windows」「中古」「搭載」などといった言葉が頻繁に利用されます。この「パソコン」と一緒に使用されることが多い言葉を共起語といいます。

共起語が重要な理由

共起語は「ユーザー」と「検索エンジン」に対して重要な役割があります。

ユーザーへの役割

共起語は既存の記事に高い頻度で出現する語句のため、それらを意識してコンテンツを作成すると、ユーザーが必要としている情報を網羅しやすくなります。

また、よく出てくる語句を使用することで、ユーザーは知りたい情報が手に入るコンテンツかどうかを判断しやすくなります。できるだけ効率よく情報収集をしたいと考えるユーザーに、自社のコンテンツが有益であるということを伝えるための手段のひとつとしても共起語の活用は有効です。

検索エンジンへの役割

共起語を含めることでコンテンツは網羅性が高くなりやすいですが、この網羅性の高いコンテンツは有益とみなされ、検索エンジンからの評価も高くなりやすいです。一方、同じ内容でも共起語を使用せずに作成したコンテンツの網羅性は現状、クローラーには判断しづらく、同じように評価されにくいとされています。したがって、共起語を意識したコンテンツはクローラーにとっても評価のしやすいコンテンツになり得ます。

共起語とサジェストの違い

Googleサジェストの例

サジェストキーワードは、検索窓にキーワードを入力したときに表示されるキーワード候補です。

例えば「スマートフォン」と入力したときには「スマートフォン ランキング」「スマートフォン 購入」などセットで検索されやすいキーワードが表示されます。一方、「スマートフォン」の共起語は「情報」「アプリ」「サポート」など、スマートフォン関係のコンテンツで頻繁に利用されるキーワードになります。

共起語の正しい使い方

共起語には主に以下の2つの使い方があります。

  • 新規コンテンツ用の検索ニーズ分析
  • 既存記事のリライト

新規コンテンツ用の検索ニーズ分析

共起語の正しい使い方の1つ目は、新規コンテンツ用の検索ニーズ分析です。

高頻度で使用されている語句には、ユーザーの知りたい情報に関連する語句が含まれています。したがって、共起語を分析することでユーザーのニーズを推測することができます。

共起語のすべてがニーズを反映しているわけではないので、頻出語句とテーマ、既存の他社コンテンツの内容をじっくり分析して、本当に必要な語句をピックアップしてコンテンツに入れ込みましょう。

既存記事のリライト

共起語の正しい使い方2つ目は、既存記事のリライトです。
新規コンテンツ用の検索ニーズ分析と同様に、共起語を調べてリライトする記事のコンテンツと比較します。掲載順位が低い記事のリライトにも、共起語の使用は有効です。

上位表示されているWebページの共起語を分析し、自社のコンテンツと照らし合わせて抜けている情報がないか確認します。不足している情報は追加し、内容として記載していても、使用される頻度の高い語句を使っていないとクローラーにうまく評価してもらえていない場合があるので、語句を置き換えるなどの対策を打ちます。

共起語の見つけ方

共起語の見つけ方には、ツールを用いない方法と、ツールを用いる方法があります。
それぞれご紹介します。

検索結果の上位サイト

共起語調査ツールを用いない場合は、検索結果に上位表示されたサイトを目視で分析します。自社が狙っているキーワードで検索をかけて、上位表示サイトのコンテンツを閲覧しながら「頻繁に出てくるキーワード」や「関連性が高いキーワード」をピックアップしていきます。

ただし、この方法で仕入れた情報だけを参考にすると、コピーコンテンツとして認識されてしまうリスクもあるため、サジェストなども考慮してコンテンツを作成していく必要があります。

共起語調査ツールを活用する

共起語調査ツールを使うと、入力したキーワードの共起語を上位表示サイトから自動で抽出してくれます。共起語調査ツールによって、精度は異なりますが、目視よりも簡単に共起語を見つけることができます。

抽出されるのは単語のみのことが多いので、それらを元に上位コンテンツに目を通し、必要な情報を精査していきます。ツールにかけることで無意識的な語句の偏りを避け、効率のよい調査が可能です。

無料で利用できる共起語調査ツール4選

無料で利用できる共起語調査ツール4選を紹介します。

  • 共起語検索ツール
  • サクラサクラボ 共起語調査ツール
  • SERPsアナライザー
  • ラッコキーワード

共起語検索ツール

共起語検索ツール

 

共起語検索は、無料で共起語が調査できるツールです。キーワードを入力すると、Googleの検索エンジンのTOP30のコンテンツから共起語を抽出してくれます。利用制限もないため、無限で利用可能です。

また、提携サイトでは、共起語の入り具合をチェックできるカウンター機能ツールも搭載しているので、コンテンツ制作時にも役立ちます。

                               
会員登録の有無 不要
機能概要 共起語リスト表示
共起語カウンター機能

サクラサクラボ 共起語調査ツール

サクラサクラボ 共起語調査ツール

 

サクラサクラボは、無料の高性能共起語調査ツールです。無料の会員登録は必要ですが、GoogleやYahoo!のエンジン上から共起語を抽出してくれます。調査後の結果はCSVでダウンロードも可能です。

                               
会員登録の有無 必要
機能概要 共起語リスト表示
共起語カウンター機能
CSVファイルでダウンロード

SERPsアナライザー

SERPsアナライザー

 

SERPsアナライザーは、無料の共起語調査ツールです。キーワードを入力して、検索ボタンをクリックするだけで、簡単に共起語が検索できます。

また、共起語だけではなく、検索上位10ページまでの「コンテンツの文字数」「見出し抽出」の機能も搭載しているので、コンテンツ制作にはぴったりのツールです。

                               
会員登録の有無 不要
機能概要 共起語リスト表示
見出し抽出
コンテンツの文字数データ

ラッコキーワード

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、Google、Bing、YouTubeなどの共起語が無料で調査できるツールです。フリープランでも1日15回までの共起語を取得できます。また、共起語以外にも「見出し抽出」「関連Q&A」などの機能も搭載しています。

                               
会員登録の有無 不要
機能概要 共サジェスト抽出
見出し抽出
関連Q&A

共起語をコンテンツに反映させるときの注意点

最後に、共起語をコンテンツに反映させるときの注意点を紹介します。

共起語をつめこみ過ぎない

共起語をコンテンツに反映させるときは、つめこみ過ぎないようにします。共起語をつめこみ過ぎると、ユーザーにとって理解しにくいコンテンツになり、SEOに悪い影響が出るためです。Googleでは「ユーザーにとってわかりやすい記事を作成するのが一番」と公言されています。
<参考サイト:Googleが掲げる10の事実

そのため、共起語を詰め込み過ぎたユーザーにとってわかりにくいコンテンツは、Googleにも好まれないということです。あくまでも、共起語を上手く取り入れながら読みやすいコンテンツを制作するのがポイントです。

共起語=検索意図ではない

注意点の2つ目は、共起語=検索意図ではないということです。共起語は、検索意図を理解するのに役立ちますが、必ず検索意図に関連しているとは限りません。

そのため、新規コンテンツを制作するときは共起語のみを参考にするのではなく「上位表示ページのコンテンツ」「サジェスト」なども確認して、検索意図について理解しておく必要があります。
【関連記事】検索意図の重要性・考え方を徹底解説【便利なツール5選も紹介】

共起語を理解すればコンテンツの質が高まる

共起語は指定したキーワードに対して、関連性が強く、頻繁に利用されるキーワードです。コンテンツに含めると「ユーザービリティの向上」「検索エンジン情報を伝える」といった役割があります。

共起語は検索エンジン上で目視で見つけるかツールを使うのが一般的です。ただ、見つけた共起語をただコンテンツに含めるだけでは意味はありません。検索意図について理解した上で、共起語を上手く使っていくのがコンテンツ制作のポイントとなります。

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この記事の著者
ケン

WRITERケン ライター

大手採用メディア運営企業にてWebコンテンツ制作に約10年携わった経験をもつコンテンツディレクター兼ライター。これまでの経験を活かし、有益なWebマーケティングに関する情報を発信していきます。

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