こんにちは、ジーピーオンラインのケンです!
企業が取り組むSEOのゴールは、検索エンジンの検索結果で上位表示を獲得することです。検索エンジンでは「Google」が主流となっていますが、トラフィックを獲得するのであれば「Yahoo!」でも上位表示を獲得したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざYahoo!の検索エンジンのSEOに取り組むと、以下のような課題があるかと思います。
- Yahoo!とGoogle検索エンジンの違いはあるのか?
- Yahoo!とGoogleの検索結果が違うのはなぜ?
- Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策とは?
そこで、本記事では企業のWeb担当者さまへ向けて、Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策7選を解説しています。
もくじ
Yahoo!とGoogle検索エンジンの違いとは?SEO対策は一緒?
Yahoo!の検索エンジンのSEO対策に取り組む上で、一番気になるのが、Google検索エンジンと違いがあるかという点です。
結論、Yahoo!とGoogleの基本的な検索アルゴリズムは同じです。理由は、Yahoo!がGoogleの検索アルゴリズムを使用しているところにあります。アルゴリズムが同じため、Yahoo!のSEO対策の方法は、基本的には一緒で問題ないと判断できます。
<参照サイト:Google Japan Blog | Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために>
ただし、両者の検索結果は全く同じではありません。
各検索エンジンの結果が違う点についてみていきましょう。
Yahoo!とGoogleの検索結果が違う理由は2つ
Yahoo!とGoogleの検索結果が違う理由は、下記2つです。
- Yahoo!独自のサービスが表示されるため
- Googleのパーソナライズド検索の影響
Yahoo!独自のサービスが表示されるため
1つ目の理由は、Yahoo!独自のサービスが表示されるためです。Yahoo!では「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!地図」など独自のサービスを展開しています。そのため、Google検索エンジンとは、結果が異なります。
例えば「MacBook」と検索するとYahoo!では「Yahoo!ショッピング」の商品概要が表示され、Googleでは「Googleショッピング」の商品概要が表示されます。
Googleのパーソナライズド検索の影響
2つ目の理由は、Googleのパーソナライズド検索の影響です。Googleでは、ユーザーに合わせて検索結果がカスタマイズされる機能を搭載しています。パーソナライズド検索ではユーザーの「現在地」「検索履歴」にも基づいて、そのユーザーにあった検索結果を表示します。
例えば、渋谷駅周辺でGoogle検索エンジンに「カフェ」と入力すると、渋谷駅周辺のカフェ情報が表示される機能です。この機能により、Yahoo!検索エンジンとGoogle検索エンジンでは、検索結果の表示が多少異なるケースが発生します。
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策7選
Yahoo!の基本的なSEO対策としては、Googleのガイドラインに沿った内容となります。
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策7選を紹介します。
下記対策を実施して、検索エンジンの上位表示を目指しましょう。
- コンテンツの品質を向上させる
- コンテンツの関連性を高める
- 被リンクの獲得
- SEOの内部対策の実施
- E-A-Tを高める
- Yahoo!プレイスの活用
- 分析ツールの活用
コンテンツの品質を向上させる
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策の1つ目は、コンテンツの品質を向上させる点です。ユーザーにとって有益な情報を発信している、高品質なコンテンツは検索結果の上位に表示されやすくなります。
Googleガイドラインでは、質の高いコンテンツと見なされるポイントを公開しています。
内容は下記の通りです。
- コンテンツに掲載されている情報は信頼できるか
- そのトピックに関して充分な知識を持つ専門家などによって作成されているか
- Webサイト上に重複したコンテンツはないか
- ユーザーが本当に求めるものを提供しているか
- スペルミスや文体の間違い、事実を誤って解釈した内容がないか
上記項目は、ガイドラインの一部です。
詳しくは下記参照サイトを確認してみましょう。
<参照サイト:質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス | Google 検索セントラル ブログ>
コンテンツの関連性を高める
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策の2つ目は、コンテンツの関連性を高める点です。検索エンジンのアルゴリズムでは、ユーザーの求める内容がコンテンツに含まれているかを評価します。
例えば、ある特定のキーワードでコンテンツを作成する場合は、記事内に関連キーワードも含むと網羅性が向上するでしょう。
また、この関連性はWebサイト全体にもいえるため、特定のトピックに絞ったコンテンツを量産し、Webサイトとして関連性を高めていくのも有効な対策といえます。
<参照サイト:ランキング結果 – Google 検索の仕組み>
被リンクの獲得
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策の3つ目は、被リンクの獲得です。被リンクとは、外部サイトに自社Webサイトのリンクを貼ってもらうことです。検索エンジンでは、この被リンクの数を基準にどのコンテンツが重要かを判断しています。
しかし、この被リンクは自然にユーザーから獲得したナチュラルリンクでなくてはいけないため、良質なコンテンツが求められます。良質なコンテンツを作成し、自然に被リンクを獲得することで、検索順位の向上が期待できるでしょう。
<参照サイト:Google|Google が掲げる10の事実>
SEOの内部対策の実施
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策の4つ目は、SEOの内部施策の実施です。検索エンジンでは、「クローラー」と呼ばれるロボットがWebサイトを巡回し、評価をおこないます。
そのクローラーが巡回しやすくするためには下記方法が有効です。
- 内部リンクを充実させる
- リンク切れをなくす
- 画像を多くし過ぎない
新規コンテンツを投稿しても、クローラーがWebサイト内を巡回しに来なければ、検索結果には表示されません。内部施策を実施して、インデックスされやすいWebサイトを構築しましょう。
E-A-Tを高める
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策の5つ目は、E-A-Tを高める点です。E-A-Tとは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」に提示されている「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」の3つから成るWebサイトを評価する項目となります。この3つの項目を考慮しながらコンテンツを作成することで、検索エンジンの上位表示が期待できます。
例えば、特定のトピックに精通した知識をもっている方がコンテンツを作成し「専門性」を高めます。また、そのトピックでの受賞歴などを記載すれば「権威性」につながるでしょう。そして、質の高いコンテンツを作成すれば、自然と被リンクが獲得できて「専門性」の強化が期待できます。
<参照サイト:General Guidelines>
【関連記事】SEOで重要なE-A-Tとは?Googleの評価基準を分かりやすく解説
Yahoo!プレイスの活用
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策の6つ目は、Yahoo!プレイスの活用です。Yahoo!プレイスとは、Yahoo!の検索エンジン上で、お店の公式情報を発信できるサービスです。Googleでいう「Googleビジネスプロフィール」に似たサービスとなります。
具体的には「お店の最新情報入稿」「アクセス分析」「ユーザのクチコミに返信」などの機能を搭載しています。無料で利用できるサービスとなるので、店舗ビジネスを展開している方は、活用してみましょう。
<参照サイト:Yahoo!プレイス>
分析ツールの活用
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策の7つ目は、分析ツールの活用です。「Googleサーチコンソール」「Googleアナリティクス」などのツールを活用し対策をしていきましょう。
「Googleサーチコンソール」では「検索順位」「検索流入キーワード」など、検索エンジンに表示されてからWebサイトにユーザーが訪問する前のデータが確認できます。「Googleアナリティクス」では「PV数」「滞在時間」など、Webサイトの訪問後のデータが分析可能です。
ツールをうまく活用して、コンテンツの修正を繰り返していきましょう。
【関連記事】Googleアナリティクスの使い方を解説!導入手順と基本設定
【関連記事】サーチコンソールの登録方法|Googleアナリティクスとの連携や基本的な使い方
SEO対策を実施してYahoo!検索エンジンで上位表示を獲得しよう
Yahoo!の検索エンジンに有効なSEO対策7選を紹介しました。
Yahoo!の検索アルゴリズムはGoogleのものを使用しているため、基本的な対策方法は一緒で問題ないでしょう。ただし、「Yahoo!独自のサービス」「Googleのパーソナライズド検索」などの理由により、各検索エンジンにて表示される内容は多少異なります。
SEO対策を実施してYahoo!検索エンジンで上位表示を獲得しましょう。
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WRITERケン ライター
大手採用メディア運営企業にてWebコンテンツ制作に約10年携わった経験をもつコンテンツディレクター兼ライター。これまでの経験を活かし、有益なWebマーケティングに関する情報を発信していきます。