Laravelフレームワークとは?特徴について解説

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Laravelフレームワークとは?特徴について解説

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Laravelフレームワークとは?特徴について解説

こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)のしゅんです!

ジーピーオンラインが利用する技術共有の場として、エンジニアからもブログ発信をしています。

今回の記事ではLaravel(ララベル)というPHPフレームワークを非エンジニアの方へ向けて簡単にご紹介します。

フレームワークとは

フレームワークとはシステム開発時に必要な機能のプログラムをまとめたものを指します。

プログラミング言語ごとの開発に適したフレームワークが用意されています。例えばRubyという言語には「Ruby on Rails」、PHPには「CakePHP」、「Zend Framework」、「Symfony」、「Yii」やここでご紹介する「Laravel」などです。

フレームワークを利用することで、実際の制作時にはシステムをより簡単かつ迅速に開発ができます。

ジーピーオンラインでは、Web開発に適したPHP言語のフレームワークを使っています。以前は「CakePHP」を使用していましたが、現在は「Laravel」を活用してシステム開発をおこなっています。

フレームワーク活用時のメリット

フレームワークを開発に利用することで、以下のようなメリットが得られます。

  • テンプレートやライブラリ、APIなど開発のもととなるプログラムがあらかじめ用意されているため、使いやすく効率が良い
  • 開発者間で開発方法が統一化されるため、改修が容易になり、運用・保守がしやすいシステムを構築できる
  • データベースへの接続や認証機能など、一から開発する場合にセキュリティリスクが内包しやすい機能は、フレームワークがあらかじめ提供してくれるため、堅牢なシステムを構築しやすい

フレームワーク活用時の注意点

メリットもありますが、活用時には以下の点にも注意して導入を検討する必要があります。

  • フレームワークが提供可能な機能以外は追加でカスタマイズが必要になる
  • フレームワークによっては自由に開発が可能なので、開発方法のルール決めやシステム構造の設計はあらかじめ必要になる
  • 開発者がフレームワークの仕組みを理解していないと、改修や不具合が発生した場合に工数が増えやすい

Laravel(ララベル)とは

「Laravel」はマイクロソフトで.NETを開発していたTaylor Otwell氏が開発している PHP言語のフレームワークです。

大規模開発に古くから実績のある「Symfony」というフレームワークをコアとして、2011年6月9日にバージョン1ベータ版がリリースされました。

その後も積極的にバージョンアップが繰り返され、現在ではLaravel11(2024年6月現在)がリリースされています。直近のGoogleトレンドの結果も他のPHPフレームワークを超える人気になっています。

サンプル

Laravelの特徴

Laravelのフレームワークの特徴を以下の3点を採り上げ、それぞれ解説していきます。

  1. 学習コストが比較的低い
  2. アップデート頻度が高い
  3. 自由度、拡張度が高い

学習コストが比較的低い

Laravelは複雑な処理を上手く隠して、データベースの操作や認証処理など開発に必要な機能はあらかじめ用意しています。わかりやすいインターフェースを提供し、さらに日本語マニュアルや資料教材や学習サイトは豊富にあるため、学習コストを抑えられることが開発者にとっては大きなメリットです。

アップデート頻度が高い

フレームワークは脆弱性の修正や機能向上など、定期的なアップデートが必要です。現在は2022年2月8日リリースのLaravel9から1年ごとにメジャーバージョンのリリースを続けています。

自由度、拡張度が高い

他のPHPフレームワークと比べて規約が少ないため、かなり自由に開発ができます。さらにComposerというPHPパッケージ管理システムを採用しており、開発の際に必要な機能を提供するライブラリが簡単にインストールできます。大規模なWebシステム開発にもおすすめです。

ジーピーオンラインでのLaravel活用事例

サンプル

Laravelはさまざまなシステム開発が可能です。以下の活用事例をそれぞれ紹介していきます。

  • 不動産オークションサイト
  • 証券オウンドメディアサイト

不動産オークションサイト

某不動産会社さまの不動産オークションサイトをLaravelで開発しました。

機能としては決済機能付きの会員登録フォームや会員ログイン、会員マイページ、お知らせ情報表示、お問い合わせフォームなど多岐にわたります。

特にサブスクリプションでの会員決済機能は、LaravelのStripeとの連携ライブラリを活用することで実現できました。
Stripe(ストライプ)とはオンラインで完結できる決済サービスです。

幅広い機能の開発に対応可能なことがLaravelの強みといえます。

証券オウンドメディアサイト

某証券会社さまのオウンドメディアサイトの開発にLaravelを利用しました。

管理画面での記事登録から記事プレビュー、オウンドメディアサイトへの記事公開などの基本的なCMS機能を実装し、スピーディに開発しました。

このようにご要望が多いCMSもLaravelで開発可能です。ジーピーオンラインでは独自CMSであるパッケージ「WOW」もLaravelで開発しています。

【関連リンク】高いカスタマイズ性とセキュリティを提供する独自開発型CMS「WOW」

まとめ

今回はLaravelというフレームワークについて簡単にご紹介させていただきました。

フレームワークを活用することで、システム開発に柔軟かつ迅速に対応することが可能となります。システム開発を希望される方はぜひ気軽にご相談ください。

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この記事の著者
シュン

WRITERシュン システムエンジニア

WebエンジニアとしてWebシステムの開発を経験したのち、2022年にジーピーオンラインに入社してCMS開発を主に担当。バックエンドの技術が得意ですが、現在はフロントエンドの技術も学習中です。

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