コーポレートサイトとは?目的・役割から基本コンテンツ・事例まで解説!

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コーポレートサイトとは?目的・役割から基本コンテンツ・事例まで解説!

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コーポレートサイトとは?目的・役割から基本コンテンツ・事例まで解説!

こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)のさえです!

コーポレートサイトとは、企業の概要や商品などの情報を企業のステークホルダーに伝えることを目的としたサイトのことです。企業を取り巻く社外のステークホルダーへ、自社のことを知ってもらう大切なツールといえます。

Web上での情報収集が活発な現代では、新規顧客獲得や採用応募などの機会を生むことがコーポレートサイトの役割でもあります。コーポレートサイトの重要性はますます上がってくるでしょう。

この記事では、コーポレートサイトとは何か、目的や役割、基本的なコンテンツなどから深掘りして解説していきます。

コーポレートサイトとは?

コーポレートサイトとは何かについて、定義や目的など基礎知識を解説します。

「コーポレートサイト」の定義

コーポレートサイトとは、企業に関するさまざまな情報を伝えるWebサイトのことです

例えば、自社の商品やサービス、社風が伝わるようなコラムを掲載します。多くの人が目にするので、掲載する内容によって企業に対するイメージが決まる場合もあります。

コーポレートサイトとホームページの違い

最近では「コーポレートサイト」と「ホームページ」の違いは、ほとんどありません。「コーポレートサイト」と「ホームページ」のどちらの呼び方をしても、「企業のWebサイト(サイト全体)」を思い浮かべる方が多くなっています。

元々は「Webサイトに訪問した際、最初に表示されるトップページ」を「ホームページ」と呼んでいましたが、広義な意味として「ホームページ」と呼ばれることが増えています。

使われ方の違いの例
<昔>
https://www.gpol.co.jp/ = ホームページ
https://www.gpol.co.jp/blog/32 = Webページ
<現在>
https://www.gpol.co.jp/ = ホームページ(ドメイン全体を指す)
https://www.gpol.co.jp/blog/32 = ホームページ(の一部)

コーポレートサイトの主な目的・役割

コーポレートサイトの目的は、情報を伝えることで「どのような企業であるか知ってもらうこと」です。自社独自の情報を公開したり、デザインに統一感をもたせたりすることで、ブランディングも可能です。

また、企業の利害関係者であるステークホルダーとコミュニケーションを取る、広報の役割も果たします。積極的に情報を発信すれば、信頼関係の構築や維持も実現しやすくなるでしょう。

最近では、コーポレートサイト経由の問い合わせ数の増加や新規顧客の獲得も、目的のひとつとしてあげられるようになっています。

コーポレートサイト以外の自社サイトとの連携

Web上での集客や情報発信の重要性が上がっており、採用サイトやサービスサイトを独立して制作する企業も増えています。その際に各サイトをつなぐのも、コーポレートサイトの役割です。

当社を例にあげると、コーポレートサイトに「採用サイト」「20周年サイト」の他に、グループ会社のAIチャットボット「Tebot」のサービスページなどがリンクでつながっています。連携することによってSEOの効果も期待できます。

コーポレートサイトのターゲット

さまざまな訪問者が集まるコーポレートサイトにおいて、ターゲットは大きく3つに分類できます。

  • 自社サービスの顧客
  • 求職者
  • 株主・投資家

自社サービスの顧客

1つ目のターゲットは自社サービスの顧客です。フェーズによってさらに潜在顧客、顕在顧客、見込み顧客などに分かれます。コーポレートサイト上で自社のことをよく知ってもらい、サービスの価値を理解してもらう必要があります。

求職者

2つ目のターゲットは求職者です。採用サイトがある場合でも、事業を理解するためにコーポレートサイトを閲覧することは珍しくありません。求職者の場合は、自社がどのような価値提供をしているのか、業界内での強みや業績などを知ってもらい、入社意向を強めてもらえることが狙いとなります。

株主・投資家

3つ目のターゲットは株主・投資家です。上場企業に限定されますが、IR情報を確認するためにコーポレートサイトを訪れることがあります。経営状況や財務状況、業績動向を知ってもらうことで出資対象に選ばれることを目指します。

その他種類のサイトとの目的の違い

Web検索による情報収集が活発になってきた背景から、ターゲットに合わせて特化したサイトを作ることも一般的になってきました。簡単にコーポレートサイト以外のサイトとの目的の違いをご紹介します。

サイトの種類 ターゲット 目的 主なコンテンツ
コーポレートサイト 顧客
求職者
株主・投資家
企業情報を伝える
企業イメージの向上
会社概要 / サービス・商品情報 / 採用情報 / IR情報 / ニュース / 問い合わせフォーム
ブランドサイト 顧客 ブランドの認知拡大
ブランドイメージ向上
ブランドストーリー / 商品ラインナップ/ 販売情報 / お客様の声
サービスサイト 顧客 サービスの認知拡大
見込み顧客獲得
サービス概要 / 強み / 料金 / 購入・問い合わせフォーム
ECサイト 顧客 商品の購買 商品一覧 / 商品詳細 / 会員ページ / 運営会社情報 / 特定商取引法に基づく表記 / ご利用方法
採用サイト 求職者 採用応募の獲得
エンゲージメント向上
会社概要 / 環境と制度 / 募集要項 / 社員インタビュー
IRサイト 株主・投資家 出資者の獲得
企業価値を伝える
経営方針 / 会社情報 / 財務・業績情報 / 株式情報 / IRライブラリ / IRニュース
プロモーションサイト
(キャンペーンサイト)
顧客 広告などから流入したユーザー プロモーション内容 / 参加条件 / 期間 / 応募方法 / 規約
ポータルサイト 顧客 タッチポイント創出
ユーザーの誘導
検索機能 / 詳細ページ / 会員ページ / 問い合わせフォーム

ブランドサイト

ブランドサイトとは、特定の製品やサービスのブランドイメージや価値を伝えるためのサイトです。
製品の機能や詳細なスペックよりも、ブランドがもつストーリーなどから訴求して共感を得ることが目的となります。ブランドの信頼性や魅力を高めて購買を促進する役割があります。

サービスサイト

自社の商品やサービスについて詳しく紹介し、問い合わせや購入につなげるためのサイトです。企業そのものよりも、商品やサービスにスポットを当てています。プロモーションサイトとは異なり、自社が扱うすべての商品やサービスの情報を紹介しています。特徴として、ページ数が多く、商品やサービスに関するあらゆる情報が網羅されています。

ECサイト

インターネット上で商品を販売するためのサイトです。他との違いは、サイト上で購入や決済などが完了する点です。実店舗以外で商品を販売したいと考える企業は、独自のECサイトを積極的に活用しています。

採用サイト

採用サイトとは、採用活動のために作成されたサイトです。コーポレートサイト以上に採用に関する詳しい情報が掲載されており、求職者が知りたい情報を多く盛り込んで作成します。自社で働くイメージをより具体的に掴んでもらうことで、求職者とのつながりを強化できます。

IRサイト

IRサイトは、企業の経営状況や財務状況、業績動向を発信するためのサイトです。投資家から投資対象に選ばれることを目的に作られます。

プロモーションサイト

特定の商品やサービスを宣伝するためのサイトで、キャンペーンサイトとも呼ばれ、特設サイトとして作られている場合も多いです。伝えたい情報が1ページにまとめられており、リスティング広告をクリックした際に表示されるように設定されているケースもあります。

ポータルサイト

Yahoo!JapanやSUUMOなど、情報を集約してユーザーを必要な情報へと誘導するための玄関口となるサイトです。集約される情報は多岐に渡るものから特定のテーマに絞ったものまでさまざまです。ユーザーは効率的に情報を収集でき、運営側はより多くのユーザーとの接点を生み出せます。

オウンドメディア

広義な意味では自社の保有するメディア全般を指しますが、狭義な意味としては、特定のテーマに関する情報をコラムなどの形式で発信するメディアをオウンドメディアといいます。漠然とした課題感に対して検索行動をおこなっているユーザーへ有益な情報を届けることで、ニーズが顕在化する前のユーザーへの接触機会創出が期待できます。

コーポレートサイトを作るメリット

コーポレートサイトを作成することで得られるメリットを紹介します。

企業ブランディングに寄与する

コーポレートサイトに掲載している内容が、企業のブランドイメージを決定づけることも多いです。企業のミッション・ビジョン・バリューをはじめとするコンテンツを、自社が確立したいイメージに沿って掲載すれば、ブランディングに役立てられます。

製品・サービス情報を魅力的に見せることで、コーポレートサイトそのものが広告の代わりになり、イメージの向上につながる可能性があるでしょう。

Webブランディングについてはこちらの記事をお読みください。
【関連記事】Webブランディング成功の方法とは?考えるべきこと、参考事例

見込み顧客獲得につながる

コーポレートサイトがあると、自社に興味をもった見込み顧客が詳細な情報を得やすくなります。コーポレートサイトの情報が充実していれば、営業時間に関わらずユーザー側の都合に合わせてほしい情報にアクセスできる状態にすることも可能です。比較検討してもらいやすい情報を積極的に更新していくと、自社に対する理解も深めてもらいやすく、信頼獲得にもつながります。

信頼が獲得できれば、新規の問い合わせも増えやすくなるでしょう。新しいビジネスの機会を掴みやすくなり、電話やメールなどのインバウンド率を高める効果も期待できます。

採用活動に有効

コーポレートサイトに自社の魅力が伝わる内容を掲載しておけば、求職者の入社に対する意欲を高められるでしょう。自社への就職や転職を希望する人は、必ずといっていいほどコーポレートサイトをチェックします。社風をしっかり伝えられると、求める人材を効率的に確保しやすくなります。

株主や投資家の検討材料になる

上場企業の場合、コーポレートサイトに掲載されている情報は、投資先としての価値を判断する材料のひとつとなり得ます。経営方針や経営計画、財務・業績情報、コーポレートガバナンスなどを見やすく整理して掲載することで、投資家に自社のことがよりよく伝えられるでしょう。

コーポレートサイトに掲載したい基本コンテンツ

コーポレートサイトのコンテンツイメージ

コーポレートサイトに掲載したい内容を具体的に解説していきます。

会社概要

コーポレートサイトは企業の顔ともいえます。企業の基本的な情報を把握してもらうためのサイトなので、会社概要は必須です。会社概要のページを設け、企業の正式名称や事業内容などの基本情報を正確に記載しましょう。

代表取締役や本社所在地についても記載し、変更があったらすぐに情報を更新してください。その他、設立年、資本金、従業員数、主要取引先企業、沿革、組織図などもよく掲載されます。もし策定している場合は、自社の企業理念(ミッション・ビジョン・バリュー)などもコンテンツ化するのがおすすめです。

サービスや商品の説明

自社のサービスや商品についての説明も大切な要素のひとつです。サービスや商品について記載することで、具体的にどのような事業を展開しているのか伝えられます。サービスや商品の情報に特化したサイトやECサイトがある場合は、リンクも忘れずに貼りましょう。

IR情報

上場企業なら、投資家向けのIR情報も必要です。業績や財務に関する情報のほか、コーポレートガバナンスやディスクロージャーポリシーなども載せておきましょう。代表取締役から投資家へ向けたメッセージを紹介している企業も多いです。

CSR・ESG情報

CSR(Corporate Social Responcibility)やESG(Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)に関する取り組みをしている場合は、コンテンツとして掲載しておくといいでしょう。

近年では投資家だけでなく、求職者も環境問題や社会問題に対する企業の取り組みに関心を寄せることが多くなってきているといいます。社会貢献活動や環境保護活動、持続可能性に関する企業の姿勢や活動成果を示すことで企業の成長性を判断する指標となり、ステークホルダーからの信頼性の向上につながります。

ニュース・最新情報

自社に関するニュースリリースや最新情報も、目立つ場所に掲載しましょう。コーポレートサイトは更新の頻度が少なくなりやすいですが、新しい商品やサービスに関する情報を掲載していけば定期的な更新がしやすくなります。

採用情報

コーポレートサイトに採用情報を記載しておくと、自社に興味をもっている優秀な人材の確保につながる可能性があります。他に採用サイトがあるなら、コーポレートサイト内の採用情報は最低限で構いません。採用サイトへうまく誘導しましょう。

社員の紹介

採用サイトがない場合は、コーポレートサイトに社員の紹介を載せておきましょう。社員紹介から求人サイトや求人情報誌には掲載しきれない社内の雰囲気を伝えられます。社員のプロフィールを掲載したり、インタビューした内容を紹介したりすることもおすすめです。実際に働いている様子を取材し、1日のスケジュールとともに写真や動画を掲載するのもひとつの手です。

お問い合わせフォーム

連絡を取りたいと考えてコーポレートサイトを訪れる人もいるため、お問い合わせフォームも設けておく必要があります。問い合わせ窓口が複数ある場合は、担当部署がひと目でわかるようにしましょう。急ぎの方へ向けて電話番号もわかりやすい位置に掲載しておくと親切です。

個人情報保護方針

お問い合わせフォームを設置する場合、ホームページ上から氏名やメールアドレスなどの個人情報を受け取ることになります。よって、個人情報保護方針もあわせて記載する必要があります。わかりやすい場所に掲載し、問い合わせを希望する人が確認しやすいようにしましょう。

よくある質問(FAQ)

頻繁に顧客から寄せられる問い合わせ内容があるなら、FAQを掲載しておくといいでしょう。顧客が抱く疑問をWeb上で解消できるうえに、自社の問い合わせ対応の手間も減らせます。質問に対する回答に、商品やサービスに関する訴求も含められるとより効果的です。FAQがあればSEOの評価も高まりやすく、コーポレートサイトへのアクセスの増加も期待できます。

利用者情報の外部送信について

Webサイトにおいて利用者の情報を外部に送信することがある場合、「利用者情報の外部送信について」などのコンテンツを用意する必要があります。コンテンツ内では送信の目的や送信先、送信先で情報がどのような目的で利用されるのかを明記します。これは2023年6月16日に施行された「改正電気通信事業法」によるものです。

身近な例では、Googleアナリティクスを導入している場合は上記のような内容をサイトで通知する、もしくはアクセスしやすい場所に設置しておかなければいけません。

その他

コーポレートサイトには、上記以外にもさまざまな情報を掲載できます。例えば、代表メッセージや導入実績などを掲載すれば、顧客からの信頼をさらに高められるでしょう。余裕があれば以下のような項目もあると情報が充実します。

代表メッセージ

代表メッセージを掲載すれば、企業のイメージアップにもつなげられます。経営者の考えをしっかりと記せば、企業全体の方向性も伝わりやすくなるでしょう。最近では多くの企業がコーポレートサイトに代表メッセージを掲載しています。

実績・導入事例

ビジネスチャンスを広げるには、自社の実績をアピールすることも重要です。商品やサービスの導入事例について、具体的な数字をあげて紹介しましょう。許可を得て取引相手の名前を掲載するのも効果的です。

スタッフブログ・コラム

スタッフブログを用意し、社員に更新してもらえば、リアルな社内の雰囲気を伝えられます。業務に関する内容だけでなく、あえて社員のプライベートの様子を更新している企業もあります。もしブログを運用するなら、自社に親近感をもってもらえるような内容にすることが大切です。

外部評価(お客様の声)

コーポレートサイトには、外部からの評価を掲載するのもおすすめです。インタビュー形式にしたり、顧客の発言をそのまま載せたりするのもいいでしょう。いい評価ばかりではなく、改善点に関する意見も掲載するとリアルな印象になります。

公式SNSへのリンク

近年では、WebサイトだけでなくXやInstagram、TikTok、noteなどのソーシャルメディアでの情報発信をする企業も増えてきました。SNSの特性やターゲットによって発信内容を変えていることも多くあるでしょう。コーポレートサイトからもリンクを貼ることで各アカウントへユーザーを誘導できます。

サイトマップ

大規模なコーポレートサイトでページ数が多くなりそうな場合は、サイトマップを掲載しておくと訪問者がサイトの全体像を把握しやすくなり便利です。

参考にしたいコーポレートサイト事例

ここでは、参考にしたいコーポレートサイトの事例を他社のリニューアル事例も交えながらご紹介します。ぜひ参考にしてください。

BtoB企業

椿本興業株式会社

椿本興業株式会社(ツバコー)コーポレートサイト

企業の強みが明確に打ち出されたコーポレートサイトです。事業案内ページに具体的な解決事例を掲載することで強みに説得力をもたせています。CMSを導入し、自由にカテゴリを追加・並び替えできる仕様になっており、新規分野のコンテンツもすぐに管理画面から追加できることも特徴のひとつです。

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大阪エネルギーサービス株式会社

大阪エネルギーサービス コーポレートサイト

新規開発デベロッパーからの問い合わせ獲得を目的に、リニューアルを実施した例です。地域熱供給の仕組みや規模、事業への理解促進を目指し、コンテンツの訴求力を向上しています。地域熱供給のエリアをイラスト化し、視覚的にわかりやすい情報設計をコーポレートサイト独自に作り上げました。

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東洋紡株式会社

【TOYOBO】東洋紡 コーポレートサイト

2022年の創業140周年を機に、ICロゴの新規制定や本社移転、サステナブル・ビジョン2030を発表したことにあわせて、コーポレートサイトのリニューアルがおこなわれました。企業のありたい姿や目指す姿、価値観、社会課題への取り組みや貢献について表現し、デザインの刷新やコンテンツ構成・動線の見直しがされています。

参考:第11回Webグランプリ「企業グランプリ部門」受賞サイト : 2024 Web GRAND PRiX

BtoC企業

株式会社エイブルホールディングス

株式会社エイブルホールディングス コーポレートサイト

複数事業を展開するエイブルホールディングスの想いを、人々の生活に寄り添い、さまざまな事業が1つの街を作り上げる様子にして表現しています。リニューアルにあたって定義したコーポレートサイトの目的や役割を軸に、新規コンテンツが広く展開されています。

制作実績の詳細を読む

タカノフーズ株式会社

タカノフーズ株式会社 コーポレートサイト

2022年に創業90周年を迎え、断片的な改修となっていたコーポレートサイトを刷新しています。お客さまとの接点創出のため、情報へのアクセスのしやすさや親近感の向上を目的として、コンテンツの充実やユーザーインターフェースの改善を実施したリニューアル事例です。

株式会社ニコン

Nikon コーポレートサイト

光利用技術と精密技術をベースに製品やソリューションを提供する株式会社ニコンのコーポレートサイトです。「販売/マーケティングの支援強化」と「企業情報のより効果的な発信」を基本コンセプトに、サイト構造やコンテンツが刷新されています。また、アクセシビリティにも配慮し、「WCAG 2.1」および「高齢者・障害者等配慮設計指針」の適合レベル AA 準拠をクリアしたテンプレートを使用しています。

参考:第11回Webグランプリ「企業グランプリ部門」受賞サイト : 2024 Web GRAND PRiX

コーポレートサイトの目的を達成するポイント

適切なアクションで目的を達成するために、ここでは5つのポイントをご紹介します。

目的を明確にする

コーポレートサイトの目的は「どのような企業であるか知ってもらうこと」とご紹介しましたが、実際に制作をする際にはさらに深堀りする必要があります。誰に・どのような企業と思われたいのか、ターゲットそれぞれに合わせてより細かく決めていきましょう。「自社サービスの顧客」といっても、既存顧客と同じ層を狙っていくのか、よりすそ野を広げていくのかでもコーポレートサイトの完成図は異なってきます。後からぶれないように具体的に定義することがポイントです。

コーポレートサイトリニューアルの適切な目的とは?

追加情報が増えすぎて今のサイト構成では回遊しづらくなるなど、課題が出てきた際はリニューアルも視野に入ってきます。注意点としては「デザイン変更のみのリニューアルにしない」ことです。見た目だけが変わっても、流入数や新規顧客の獲得数に大きな影響は見込めません。

「なぜリニューアルしたいのか?」「達成したい目的は何か?」「コーポレートサイトで達成すべきことなのか?」といった視点に立って検討することで、リニューアルが有意義なものになります。ぜひ解決したい課題や目標をもとに検討してみてください。

【関連記事】コーポレートサイトをリニューアルするべき理由と進め方を詳しく解説

関係者間で共通認識をもつ

目的を明確にすることと同じくらい大事なのが、関係者間で共通認識をもつことです。プロジェクトの一部のメンバーとしか認識をすり合わせできていないと、方針が途中でひっくりかえってしまう危険性があります。特にサイトを運営する担当者だけでなく、決裁者や役員、上層部、代表者とはしっかりと合意形成を図るのが目的達成の大事なステップです。

ターゲットに合わせて構築する

ターゲットの行動を予測し、すぐに情報にたどり着けるようなサイトの構成を考えます。何度もクリックしなければならないサイトや、導線が複雑でどこに何があるのかわかりにくいサイトは、どれほど見た目が良くてもユーザーを離脱させます。目的を達成するためには、適切なカテゴリ分類とシンプルなサイト構造、綿密な設計が大切です。

現在はモバイルでの閲覧も増えているほか、Googleでもモバイル対応を推奨しています。レスポンシブウェブデザインの採用をはじめ、モバイルユーザーを考慮した構築も必須といえます。

【関連記事】モバイルファーストインデックス(MFI)とは?影響と対応

SEOを考慮する

コーポレートサイトをただ公開しただけでは大幅な集客力の向上は見込めません。特に中小企業の場合は社名の認知度に応じた流入数となることが想定されます。指名検索以外でより多くのユーザーに見てもらうためには、無理のない範囲でSEOにも考慮することが必要です

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のことです。有益なコンテンツを作成し、Googleなどの検索エンジンが理解しやすいマークアップでコーポレートサイトを制作することが求められます。

【関連記事】コーポレートサイトのSEO対策のやり方とは?基本の方法を解説

公開後も情報の更新をおこなう

制作して終わりではなく定期的に更新するなど、継続的に運用する必要があります。ニュースが何か月も止まっている、最新の情報とコーポレートサイトの情報が異なる、といったことはユーザーからの信頼にも関わってきます。体制を整えて、コーポレートサイトを常に最新の状態に保つように心がけましょう。

更新頻度を高めるために、更新しやすい設計にするのはもちろんのこと、コストをかけずに自社で更新できるようにCMSを導入するのもおすすめです。CMSとはContents Management Systemの略で、Webサイト制作の知識がない担当者の方でも管理画面から簡単にサイトを更新できるようになります。

アクセシビリティ対応をする

アクセシビリティとは、さまざまな利用者に対して「アクセスのしやすさ」「利用のしやすさ」を目指す物です。コーポレートサイトを訪問するユーザーの年齢、性別、国籍、身体能力は多様です。誰が、どのような環境からアクセスしても、同様かつ快適に情報を得られるよう配慮することが望ましいとされます

具体的には「文字色と背景のコントラストを調整する」「リンクと分かるようにテキストの表記を変更する」「画像の内容が分かるように代替テキストを記述する」などの対応があります。

【関連記事】Webアクセシビリティとは?制作現場で抑えておくべきポイントをずばり解説!【前編】
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コーポレートサイトは目的に沿った最適化を

コーポレートサイトは企業の情報を広く伝える重要なサイトです。効果的に運用できれば、自社のイメージや利益の向上につなげられます。自社のステークホルダーを念頭に、発信すべき情報を目的に沿ってわかりやすく掲載していきましょう。

また、サービスサイトや採用サイトなどを別途制作している場合は、各サイトと適切に連携することでサイト同士のシナジーを生み出していくことがおすすめです。

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こうした課題の原因は、企業の課題を解決する施策がサイトに反映されていないこと、企業さまと制作会社がひとつのチームになっていないことにあります。

お客さまとワンチームとなり、サイト制作を通して企業の課題解決に取り組む、それがジーピーオンラインのコーポレートサイト制作です。マーケティングの観点から導き出したWeb戦略で、理想のコーポレートサイトを作り上げます。

リニューアルを担当させていたいた企業さまからは「直帰率が下がり、回遊率が改善されている」「(採用に)応募してくれる学生が増えた」などの声が寄せられています。

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この記事の著者
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制作会社で営業・Web広告運用を経験したのち、2019年にジーピーオンライン入社。SEOやアクセス解析を中心に知識やノウハウを発信していきます。

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