こんにちは、ジーピーオンラインのおおしろです!
自社サイトを運営しようと考えている方の中には、どのようなCMSを選べば良いのかお悩みの方も多いです。Webサイト一括管理・更新できるのがCMSですが、それぞれのCMSにより得意分野が分かれます。制作するサイトの特性や目標となるユーザーに合わせてCMSを選ばなければなりません。
そこで今回は、適切なCMSツールを導入することができるように、CMSの選び方やおすすめのCMSを紹介していきます。
もくじ
- CMSの選び方
- オープンソース型orパッケージ型
- オープンソース型のメリット・デメリット
- パッケージ型のメリット・デメリット
- セキュリティ対策
- サイトの運用目的
- オープンソース型orパッケージ型
- おすすめのサービスサイト特化型CMS
- WordPress
- Movable Type
- おすすめのブログサイト(オウンドメディア)特化型CMS
- CREAM
- はてなブログMedia
- 4Uweb/CMS
- おすすめのコミュニティサイト特化型CMS
- RCMS
- HeartCore CMS
- おすすめのEコマース特化型CMS
- EC-CUBE
- CS-Cart
- まとめ
CMSの選び方
CMSの選び方には以下の3つから選ぶ方法があります。
- オープンソース型orパッケージ型
- セキュリティ対策
- サイトの運用目的
選び方としては、CMSは大まかに分けてオープンソース型とパッケージ型に分かれているので、CMSの種類から選ぶ方法と、セキュリティ対策面から選ぶ方法、そしてサイトの運用を目的から選ぶ方法があります。
ここでは、それぞれの選び方について詳しく解説していきます。
オープンソース型orパッケージ型
CMSには、オープンソース型とパッケージ型の2種類があります。製作したいメディアに合わせてどちらが良いのか選ぶこととなりますが、それぞれにメリットやデメリットが存在します。
また、初期ではメディアサイトとして運用し、認知度が高まったタイミングでEC機能を搭載する、会員機能を搭載する場合もあります。そのような場合に、利用しているCMSが対応していない可能性もあるので、その点においても注意しなければなりません。
CMSにはそれぞれ特徴があるので、コストやリスクのバランスを考え、自社に必要なCMS選びをすることが大事です。
オープンソース型のメリット・デメリット
ライセンス料を必要としない、無償公開されているCMSを「オープンソース型」と言います。代表的なものとしてWordPressがあります。WordPressは多くの企業でも利用されており、CMSの中ではとても有名です。世界中に開発者が存在しているためプラグインの機能も充実しています。
しかし、オープンソース型のCMSのデメリットとしては、アップデートによって不具合が生じてしまったり、セキュリティ面の脆弱性が指摘されていたりするという部分があります。そのため、保守・運用をしっかりとできるのであればおすすめです。
パッケージ型のメリット・デメリット
「パッケージ型」の CMS は、初期費用とライセンス料が必要となります。
しかし、導入支援やセキュリティのアップデートなどをベンダーがおこなってくれるため、自社メディアの運用に集中できます。運用にコストがかかってしまうので小規模なメディアにはおすすめできませんが、中規模から大規模なメディアの運営に向いているのがパッケージ型です。
セキュリティ対策
Web上で自社メディアを運営するのであれば、CMSのセキュリティ対策は重要です。
CMSは基本的にシステムを最新バージョンにアップデートすることで、セキュリティ対策をおこないます。また、CMSを使用するためには、自らのWebサーバーにインストールして構築するやり方と、クラウドを活用してSaaS型で提供されているCMSを利用する方法があります。
オープンソース型のCMSを利用する場合、アップデートの際に自社で対応する必要があるため、ある程度のITスキルが求められます。そのような手間をかけるのが難しいのであれば、有償でも手間がかからずセキュリティに強い、パッケージ型のCMSを利用することをおすすめします。
サイトの運用目的
CMSを選ぶ点で重要なのは、どのような目的でサイトを運用するかということです。目的に沿って、情報発信の頻度や対応デバイスなど重要ポイントをまとめてみましょう。
例えば、情報発信型のサイトなどは、情報の鮮度や更新頻度が重要となります。Webサイトの更新を簡単におこなえるだけでなく、SNSとの連携も非常に大切です。パソコンだけでなく、スマートフォンからもユーザーの流入を求める場合も多いので、そのようなデバイスの利用が必要といった条件をまとめてみましょう。
もちろんどのCMSもカスタマイズ次第でさまざまな用途に使用できますが、それぞれのCMSには特徴や得意分野があるため、目的に対応するCMSの導入を検討しましょう。
おすすめのサービスサイト特化型CMS
サービスサイト特化型のCMSには、どのようなものがあるのでしょうか?
サービスサイト特化型のおすすめCMSは以下の3点となります。
- WordPress
- Movable Type
- MTCMS
世界中で一番使われている「WordPress」、大規模な情報に強い「Movable Type」、会員サイトのメディア運営もできる「MTCMS」となります。
ここでは、それぞれの特徴を解説していきます。
WordPress
WordPressは世界中で一番人気があるCMSです。
プラグインやテンプレートの数も数千を超えると言われており、サイトの目的や用途によって細かくカスタマイズすることができます。さまざまなツールと連携が取れるので非常に使い勝手が良いです。
日本語にも対応しており、国内でも圧倒的なシェア率を誇ります。しかし、知名度の高さからハッキング攻撃を受けやすいというデメリットもあるので、その点においては注意して使用しなければなりません。
Movable Type
Movable Typeは日本で開発されたCMSながら、海外でも多く使われています。
「再構築」というHTML形式でサイトを作ることができ、WordPressのような動的生成で作られたサイトよりも速く表示することが可能です。
サーバーに負荷をかけずに表示されるため、サービスサイトはもちろん、コーポレートサイトのような情報の多いサイトの管理にもオススメです。プランの数も豊富で、20を超えるプランから自分にあったものを選択することができます。
MTCMS
MTCMSは、Amazon Web Services(AWS)を活用したクラウド型のCMSとなります。
AWSのサーバー上に構築していくこととなるので、セキュリティやサーバー管理に関しても非常に安心です。海外展開もしているので多言語対応も可能で、翻訳機能を用いて文章テンプレートなどの作成も可能となります。
会員をユーザー登録して管理する機能もあり、社内向けサイトや公開範囲を限定したWebサイトの運営にもおすすめです。
おすすめのブログサイト(オウンドメディア)特化型CMS
ブログサイト(オウンドメディア)特化型のCMSには、どのようなものがあるのでしょうか?
ブログサイト(オウンドメディア)特化型のおすすめCMSは以下の3点となります。
- CREAM
- はてなブログMedia
「CREAM」はオウンドメディアにも利用しやすく、「はてなブログMedia」は有名企業も使用しているCMSです。
ここでは、それぞれの特徴を解説していきます。
CREAM
CREAMにはオウンドメディアを運営する上であるとうれしい文字カウント機能や、予約投稿機能の承認機能などがあります。
便利な機能が豊富に搭載されており、何よりUIに優れています。感覚的にページの追加や更新をおこなうことが可能で、知識の無い方でも手軽にオウンドメディアの運営をすることが可能です。
本格的なWebメディアを作成したいけれども知識が無いという方や、他の業務との関連からあまり時間を割いて運営できない方にもおすすめのCMSツールとなります。
はてなブログMedia
はてなブログMediaは、はてなブログを運営している株式会社はてなが開発したCMSとなります。
はてなブログでの人気の機能をCMSに移行しており、オウンドメディア向けに改善されています。
サーバーの保守やセキュリティ対策も万全で、はてなが提供するサービスと同じ大規模なネットワーク内で運用するため安心です。
有名企業のオウンドメディアにも利用されています。
おすすめのコミュニティサイト特化型CMS
コミュニティサイト特化型のCMSには、どのようなものがあるのでしょうか?
コミュニティサイト特化型のおすすめCMSは以下の2点となります。
- RCMS
- HeartCore CMS
セキュリティ対策が万全な「RCMS」、多言語にも対応している「HeartCore CMS」となります。ここでは、それぞれの特徴を解説していきます。
RCMS
「RCMS」はセキュリティ対策が万全なので、個人情報を取り扱うようなコミュニティサイトを運営する際にも安心して利用可能です。
自動でセキュリティのアップデートや脆弱性診断をおこなってくれるベンダー側のサポートを受けることができます。そのため、会員サイトや求人サイト、コミュニティサイトといった個人情報を扱うサイトの運営はもちろん、コミュニティサイト×オウンドメディアなど利用する幅も広がるのが特徴です。
さまざまな機能を持ったコミュニティサイトの運営をしたい方にもおすすめです。
HeartCore CMS
HeartCore CMSは、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット端末にも対応しているCMSパッケージとなります。
ウェブサイトの運用や管理に必要な機能を一括で導入することができ、コミュニティサイトやSNSサイトへの連携もスムーズにおこなうことが可能です。
SEOなどのマーケティング機能も搭載しており、日本語に特化したサイト内検索システムを搭載しています。
また、多言語コンテンツを運用することも可能で、170ヶ国語の翻訳エンジンとも連携しているのが魅力です。
おすすめのEコマース特化型CMS
Eコマース特化型のCMSには、どのようなものがあるのでしょうか?
Eコマース特化型のおすすめCMSは以下の2点となります。
- EC-CUBE
- CS-Cart
EC構築に特化した「EC-CUBE」、マーケティングや集客に特化した「CS-Cart」となります。
ここでは、それぞれの特徴を解説していきます。
EC-CUBE
EC-CUBE」はEC構築に特化した、オープンソース型とクラウド型を選べるCMSです。
オープンソース型では、ポイント機能や定期購入機能なども無料で利用できます。クラウド型はベンダー側がセキュリティ対策やサーバー設備をおこなってくれるので、安心して利用可能です。コストをかけたくないという方はオープンソース型を、安心してメディアを運用したい方はクラウド型を選ぶと良いでしょう。
また、パートナー契約を結んでいる企業にCMS構築を依頼できる、インテグレートパートナー制度もあります。
CS-Cart
CS-Cartはパッケージ型のCMSサービスです。
ECサイトに必要なクーポン機能やポイント機能、会員ランク機能などが搭載されています。
マーケティング集客に特化した機能が充実しており、多言語と多通貨対応をしている点が魅力です。
中国語やスペイン語を含めた27ヶ国語にも対応し、為替レートで変換してくれる機能も付いています。現在海外展開をしている、もしくは将来的に海外展開の可能性がある企業に多く選ばれているCMSとなります。
まとめ
CMSの選び方と、おすすめのCMSを紹介しました。
CMSにはオープンソース型とパッケージ型があり、メディアの運用に費用をかけたくないという方はオープンソース型がおすすめです。しかし、セキュリティ面での脆弱性も指摘されているので、しっかりと安全対策をおこなってメディア運用したい方や、大規模なメディアを運用したい方はパッケージ型を利用すると良いでしょう。
世界中で多く使用されているCMSはWordPressですが、セキュリティ面での不安とITの知識が必要となります。メディアの運用に集中したい方は、ベンダーが保守やアップデートをおこなってくれるパッケージ型もあるので、そちらの利用を検討してみましょう。
WRITERおおしろ 広報
Webサイトの解析や広告運用など、Webマーケティングに関する記事を執筆していきます。