Googleサジェストとは?表示の仕組みと活用方法【徹底解説】

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Googleサジェストとは?表示の仕組みと活用方法【徹底解説】

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Googleサジェストとは?表示の仕組みと活用方法【徹底解説】

こんにちは、ジーピーオンラインのケンです!

Googleサジェストとは、検索窓にキーワードを入力している際に、検索候補を予測し自動表示する機能です。コンテンツマーケティングを実施する上で耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

Googleサジェストは、コンテンツ作成時のキーワード選定にも活用できる機能です。本記事では、企業のWeb担当者さまへ向けて、Googleサジェストの仕組みや正しい活用方法について解説します。
以下でお悩みの方はぜひ読んでみてください。

  • Googleサジェストの仕組みが理解できない
  • Googleサジェストが表示されない
  • Googleサジェストの正しい活用方法が知りたい

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Googleサジェストとは

Googleサジェストとは、Googleの検索窓にキーワード入力しているときに自動的に予測される検索候補を表示する機能です。「オートコンプリート機能」とも呼ばれており、入力途中でもキーワードの候補を予測してくれるため、ユーザーへの利便性を考慮した機能ともいえます。また、Googleサジェストで表示されるキーワードには、ユーザーによる検索データが反映されているため、検索意図を把握する際の参考になります。

Googleサジェストの仕組み

Googleサジェストに表示する候補は、ユーザーが検索した内容と一致する一般的なクエリを元にしますが、下記内容も考慮していることが公表されています。

・クエリの言語
・クエリが実行される場所
・クエリで注目を集めている関心事
・ユーザーの過去の検索

また、一般的にサジェストに影響を与える可能性があるといわれているものに以下があります。
こちらをそれぞれ詳しくご紹介していきます。

  • 検索ボリューム
  • 過去に検索したキーワード
  • 現在地に関するキーワード
  • トレンド

検索ボリューム

検索ボリュームは、月間あたりのキーワード検索数です。多くのユーザーに検索されているキーワードの場合、今後も検索されるケースも多くなると予測できるため、Googleサジェストに表示されやすいといわれています。

過去に検索したキーワード

ユーザーが過去に検索したキーワードもGoogleサジェストに表示されます。これは、Googleが提供する「Chrome」がユーザーの検索履歴を記憶しているためです。Googleは、直前または過去に調べたキーワードに対してニーズがあると判断するので、サジェストに表示されます。

現在地に関するキーワード

検索をする現在地もサジェストに影響を与えます。例えば、東京在住の方が「映画館」と検索すると「映画館 東京」など、現在地に関連するサジェストが表示されます。現在地や冒頭でも紹介した使用言語などの情報も反映させながら、そのユーザーにあった最適なサジェストを表示しているといえるでしょう。

トレンド

話題になったニュースや、検索ボリュームが短期間の間に急激に増加したキーワードもGoogleサジェストの対象になりやすい傾向があります。このようなトレンドに関しては「Googleトレンド」を活用すると確認することも可能です。

ただし、GoogleトレンドとGoogleサジェストは別物であるとしており、同じ役割として使用できるツールではないことは押さえておく必要があります。
<参照サイト:Googleのオートコンプリートの候補の仕組み| Google検索ヘルプ

Googleサジェストを確認する方法

Googleサジェストは、誰でも簡単に確認することができます。Google Chromeを立ち上げて、検索窓にキーワードを入力するだけで確認可能です。
Googleサジェストの例

また、検索エンジン下部に関連キーワードが表示されますが、これは多くのユーザーの関心を反映したキーワードとなるため、サジェストとは異なります。
Googleの「他のキーワード」表示

Googleのサジェストが出ない場合の2つの対処方法

検索窓にキーワードを入力しても、Googleサジェストが表示されないケースは、Cookieに問題があるケースが考えられます。Cookieとは、閲覧したWebサイトの情報を一時的に保存する仕組みのことです。
2通りの解決方法をご紹介します。

  • Cookieの削除
  • シークレットブラウザの利用

Cookieの削除

1つめの方法は、Cookieの削除です。手順は下記の通りです。
ブラウザ右上の「Google Chromeの設定」→「設定」を選択してChromeの設定画面を立ち上げ、「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
Google Chromeの設定画面

「閲覧履歴データの削除」を選択しましょう。
Chromeの閲覧履歴データの削除

「Cookieと他のサイトデータ」→「データを削除」を選択すれば完了です。
「データを削除」ボタン

シークレットブラウザの利用

2つめの方法は、シークレットブラウザで検索してみる方法です。シークレットブラウザとは、Cookieなどのデータが保存されないブラウザモードです。ブラウザ右上の「Google Chromeの設定」→「新しいシークレットウィンドウ」を選択して、切り替えをおこなった後に、検索窓にキーワードを入力してみましょう。シークレットウィンドウは、Windowsの場合は「Ctrl+Shift+n」、Macの場合は「⌘+shift+n 」でも開けます。

Googleサジェストの活用方法

Googleサジェストには、下記3つの活用方法があります。

  • キーワード選定に利用する
  • リライトに活用する
  • サジェスト汚染のリサーチ

キーワード選定に利用する

SEOでは、特定のトピックの情報を広く扱うための手段として、2語以上の単語を組み合わせたミドルキーワードやロングテールキーワードを含んだコンテンツを充実させる手法をとることがあります。このミドルキーワードとロングテールキーワードを選定するときに、Googleサジェストを活用できます

具体的には、自社が狙っているビッグキーワードを検索窓に入力し、表示されたミドルキーワードやロングテールキーワードをピックアップします。これらはユーザーからのニーズがあるので、ビッグキーワードと関連性が高いと判断できればコンテンツ作成用のキーワードとして採用します。

リライトに活用する

Googleサジェストは、リライトにも活用できます。リライトとは、すでにリリースされたコンテンツの改善をすることです。

例えば、あるキーワードを狙って作成したコンテンツの検索順位が下がったのであれば、Googleサジェストを活用して、キーワードを洗い出します。表示されたキーワードからユーザーの検索意図を満たせる新しいキーワードが見つかれば、それを含めてコンテンツをリライトします。

検索順位を上げるには検索意図を満たす必要があるため、現状のコンテンツで満たせていない課題をGoogleサジェストから予測するということです。

サジェスト汚染のリサーチ

コンテンツ作成の用途とは逸れますが、Googleサジェストは、サジェスト汚染のリサーチにも活用できます。サジェスト汚染とは「商標+ネガティブキーワード」で表示されるGoogleサジェストです。例えば「○○株式会社 悪質」など、企業にとってネガティブになるサジェストが該当します。

サジェスト汚染は、企業のイメージを下げる原因にもなるので、定期的なリサーチは必要といえるでしょう。仮に、自社に関するサジェスト汚染が表示されても、簡単には削除できませんが、プライバシーの侵害や名誉棄損など当てはまる場合は「サジェスト削除申請フォーム」から申請することをおすすめします。

Googleサジェスト以外のおすすめツール

Googleサジェスト以外のおすすめツールを紹介します。
Googleサジェストは、便利な機能ですが、サジェストを取得することしかできません。下記で紹介するツールでは、検索ボリューム、競合性、CSV形式ダウンロードなど、キーワード選定を効率化する機能が搭載されているので、ぜひ活用してみてください。

  • Google広告キーワードプランナー
  • ラッコキーワード
  • Ubersuggest

Google広告キーワードプランナー

Google広告キーワードプランナーは、広告配信者向けのキーワード調査ツールです。Googleアカウントがあれば、関連するキーワード候補、検索ボリューム、競合性、検索数の推移などが無料で確認できます。大量のキーワードを取得でき、CSV形式でダウンロードすることができるので、効率良くキーワード選定をしたい方におすすめのツールです。
URL:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、Google、Bing、YouTubeなどのサジェストが取得できるツールです。会員登録の必要がなく、無料で1日50回までキーワード調査ができます。また、ラッコキーワードでは、Yahoo!知恵袋のようなQ&Aサイトの結果も閲覧できるので、キーワードから検索意図を読み取る作業を効率化したい方におすすめのツールです。
URL:https://related-keywords.com/

Ubersuggest

Ubersuggestはキーワード選定によく用いられるツールです。無料会員だと1日あたりの回数制限はありますが、関連キーワード、キーワード難易度、検索ボリュームが確認できます。

また、Ubersuggestには「Chromeの拡張機能」もあります。Chromeでキーワード選定をする場合、効率よく作業がおこなえます。
URL:https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

コンテンツマーケティングにGoogleサジェストを活用しよう

Googleサジェストは、検索候補を予測して表示する機能ですが、検索意図を把握するのにとても便利な機能です。自社のキーワード選定やリライトにGoogleサジェストを活用してみましょう。

また、Googleサジェストはサジェスト汚染のリサーチにも活用できるので定期的なリサーチも大切です。Googleサジェスト以外にも、Google広告キーワードプランナー、ラッコキーワード、Ubersuggestなど、サジェスト取得できるツールがあります。自社にあったものを選定してコンテンツマーケティングに活かしてみましょう。

ジーピーオンラインでは、SEOを考慮したコンテンツ制作をおこなっております。Webマーケティングを強化されたい方、SEOを本格的に始めたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の著者
ケン

WRITERケン ライター

大手採用メディア運営企業にてWebコンテンツ制作に約10年携わった経験をもつコンテンツディレクター兼ライター。これまでの経験を活かし、有益なWebマーケティングに関する情報を発信していきます。

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